ベーからの手紙      

No.166  2016年8月28日

 
  元気ですか?
  今年の夏も、毎日、毎日、暑い日が続きましたね。
  夏は、僕・2代目のベートーベンと、3代目のヨハンが
  暑さに負けて天国に旅立った季節です。
  もうだいぶ年を取っているバナ子が大丈夫だろうかと
  心配になります。


ちょっと見ただけでは、バナ子はまだまだ元気だと思えます。
いろんな人から、今でも「かわいい!」と言ってもらえるし、たしかに
年齢よりも若くは見えます。
あゆちゃんとひろちゃんがたまに家に帰ってくれば、うれしくて
昔のようにはしゃごうとするし、唸り声を上げてスリッパの引っ張りっこも
します。
でも、長い時間は続けられません。すぐに疲れるんです。
「もっと遊びたい!」という気持ちと、「もうだめだ。」とあきらめる体が
ひとつになりません。

この頃、バナ子はヨハンに似てきたところがあります。
ヨハンは、「人当たりがよくて、ハンサムで、かっこいい。」なんて、
いい男のように思われていたけれど、実は彼には、外で見せる顔とは
違う一面があったんですよ。
それはね、気難しいこと。
「今、僕はひとりでいたい。かまわないでほしい。」という時は、露骨に
態度に表していました。
゛ほっといてください”オーラが全身から強く出て、家族をシャットアウト。
あゆちゃんもひろちゃんも、「ヨハンって結構いやなやつ。」と言ってました。

そんなヨハンがまるで乗り移ったかのように、年を取ったバナ子にも
気難しさが出てきています。
若い頃はあんなにひろちゃんと一緒に騒いでいたのに、最近はプイと
ひとり離れた場所へ逃げていくことがあります。
じっと目を閉じているうちに、いつのまにか眠っています。

そして、もう1つのバナ子の変化・・・これがなかなか大変なんです。
時間に関係なく、夜中に起き出して騒ぐようになりました。
犬も、年を取ると人間と同じように゛ぼけてしまう”ことがあると聞いたことが
あるけれど、もしかしたら、ぼけ始めちゃったのかなぁ、バナ子は。
もともとは、朝は6時から6時半頃に起きていました。
そして、散歩をして、朝食。
それが5時半になり、5時に。やがて4時台へ。
とうとう3時台に起き出して外へ行きたいと騒ぎ、パパをたたき起こし、
食事をもらうまでヒュンヒュンと騒ぎ続けます。

3時なら、まだよかったんです。 なんと、とうとう2時台に!
初めの頃は、さすがに食事は食べさせなかったけれど、゛食べるまでは
しつこく騒ぐのをやめない”バナ子の作戦にパパがとうとう根を上げ、
真夜中に超早い朝食。 
時間の感覚がおかしくなっているみたいです。 昼夜逆転。
食べ終わっても寝つけない日は、ヒュンヒュンと声を上げながら、
ウロウロと部屋を歩き回ります。
外へ行きたいのか、水を飲みたいのか、どこか具合が悪いのか、
いったいなんなのか?
理由がわからないパパとママは、バナのお腹をさすってなだめすかしたり、
声を荒げて怒ったり、バナ子との闘いが続いています。

バナ子は今、9才と7ヵ月。セント・バーナードとしてはおばあちゃんに
なりました。
長生きをしてほしいけれど・・・夜はぐっすり眠ってほしいなぁ。
  
                                今日はここまで、またね。
                                     
Beethoven


この夏は、2度サマーカットをしました。

秋の花が咲き始めています。

散歩の前のシャワーも、もうおしまいです。

後ろ左足が弱くなり、力が入りません。
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