ベーからの手紙      

No.170  2021年4月25日

 元気ですか?

 陽射しが強くて、日中は暑いくらいの日もありますね。
 今年は3月から気温が上がり、カイザーは3月の末に
 サマーカット、バリカンで全身の毛を短くしてもらいました。
 夏になる前に、もう1度カットしなくちゃいけませんね。
 
 
   
 僕が元気だった頃は、3月や4月にはまだ雪が降ることもあったし、少しずつ
 いろんな春の花が咲き始めて、あぁ、散歩をするのにいい季節になったな、
 という感じでした。 
 サマーカットは、真夏になる前に1度すれば暑さを乗り越えられました。
 でも、今は変わってきてるんですね。
 暑くなる季節がどんどん早くなってきて、そして涼しくなるのは遅くなってるから、
 暑さが苦手なセント・バーナードはきっとつらいだろうと思います。

 そう、変わったと言えば、僕の家族にも大きな変化があったんです。
 去年の12月と今年の1月に、あゆちゃんとひろちゃん、2人に赤ちゃんが
 生まれました。 もう、びっくり!
 だって、僕にとって2人はいつまでも子どもなんですから。
 
 ずっと、パパとママと僕だけで過ごしていたけれど、ある日突然、小さな
 赤ちゃんのあゆちゃんがやってきたんだっけ。
 僕が西公園の散歩をする時はママがあゆちゃんをおんぶして歩き、
 いつも一緒でした。お店でも、家でも。
 次に、、ひろちゃんの登場。ひろちゃんは、すごく元気だったなぁ。
 地面に伏せてる僕の背中に突然ドスン!と飛び乗って、両手で僕の両耳を
 つかんでグイ〜ッと引っ張ったりね。僕は、じっと我慢してたんですよ。
 その2人がお母さんになったなんて、ずいぶん時間が経ったんですねぇ。

 そして、もう1つの変わったこと。
 それは、カイザーがやさしいお兄ちゃんになったことです! 
 僕は、これにもびっくりしました。
 家族は、みんな心配していたみたいなんです。
 赤ちゃんが生まれたら、これまで末っ子だったカイザーがどうなるだろう、
 きっとやきもちをやくだろうな、って。
 
 たしかに、初めのうちはちょっとすねてたみたいです。
 おもしろくなさそうな顔をして、そっぽを向いたりしてましたから。
 でもね、最近は赤ちゃんのお世話をしようとするんです。
 あのカイザーがですよ。
 赤ちゃんがぐっすり眠っていると、ぴったりと寄り添って自分も目をつむり、
 大きな声で泣き出せばあわてて駆け寄って赤ちゃんの顔をのぞきこみます。
 カイザーがこんな風になるとは思わなかったなぁ。

 君って、ほんとにやさしんだね、カイザー。
 あゆちゃんとひろちゃんの赤ちゃんのお世話は、君に頼んだよ。
                  
                              今日はここまで、またね。
                             
Beethoven


あゆに抱っこされる生後3ヵ月のカイザー

ピアノの音が聴こえる時は、いつもすぐそばで昼寝


僕がついてるからね


西公園を散歩中、ただいま休憩
No.169 No.171