飼い主の つぶやき


    2018・9・1〜2018・9・15

 2018.9.1(土)
                         (バナちゃん、なんて若々しい。)      
2代目ベートーベンの病院の診察券は、手元に残っています。
病院に通い続けたバナの診察券も、もちろんあります。
ほとんど通うことのなかったヨハンの分だけ、行方知れずです。

バナの様子がおかしくなり、病院に駆けつけ、受け付けで症状を説明
すると、診察室にやってきたのは院長先生。
院長先生の診察は、重い病気の患者が優先されます。
 「すぐに始めます。」 「え?」 「すぐに手術します。」

バナの親戚である一関のデコちゃんが、バナと同じく子宮蓄膿症と
診断された時、地元の病院では手術を断られてしまいました。
 「セント・バーナードの手術はできません。」
引き受けてくださったのが、バナの病院の院長先生。
 「すぐにいらっしゃい。用意をして待っています。」

手術になると他の先生も手術室に入るので、通常の診察をする
獣医さんはおそらく1人だけになります。
だから、順番の待ち時間はいつもよりもずっと長く、長く、延々と。

それでもこの病院を訪れる患者が絶えないのは、動物の命を救う、
という院長先生の長い年月の信念への信頼からでしょうね。

バナの診察券番号は、「Cー17354」。
たくさん通ったから、暗記しちゃいました。
 2018.9.2(日)
                  (座る時は、胸を張って姿勢がいい子でした。)             
ひろから電話がかかってきました。
 「本屋さんで犬の本を見てたら、セント・バーナードのところに〇〇さんって
  人が載ってた。」
元気で、犬の繁殖も現役で続けてるんですね。

その人とは、かつて、日本各地のドッグショーで顔を合わせていました。
セント・バーナードとしての顔や体の作りの好みが異なるので接点は
ほとんどなかったけれど、イタリアのセント・バーナード・クラブから
日本のセント・バーナードの歴史や現状について記事の執筆依頼が
あった時、英語力があるこの方に私たちからお願いしました。

今はキャンピングカーが普及して当たり前の時代ですが、まだまだ大きな
キャンピングカーが珍しかった時代、好景気で大きな犬を求める人も多く、
ブリーダーさんたちは外国製の大きなキャンピングカーで各地のドッグショーを
転戦していました。
中に入れてもらった私たちは、物珍しさで「わ〜っ!と歓声を上げたものでした。

時代が変わってもセント・バーナードひと筋、とにかく”好き”であることは
同じなんですよね。

 < 三越での販売は4日(火)まで、本館の地下1階・ワイン売り場の
   すぐそばです。 場所がわからない時は、ワイン売り場でお尋ね
    ください。 >
 2018.9.3(月)
               (じっとしてるのって、マナーとして大事なんだよ。)              
イタリアのセント・バーナード・クラブ、AISBが、インターネットで見つけた
日本のセント・バーナードの関係者に一斉に記事執筆依頼のメールを
送った時、返事を送ったのは、私たちだけだったそうです。

 「私たちは単に犬と暮らしているだけ。クラブを運営しているわけでもないし、
 繁殖をしているわけでもないですよ。」
   「それでかまわない! 記事を書いてくれるかい?」
イタリアの担当者は、唯一、反応があった日本の飼い主に飛びつきました。
愛犬家として書ける部分は自分たちが書き、専門的な部分はブリーダーさんに
依頼。

AISBのメンバーとのお付き合いははその後も続き、東日本大震災の直後に、
「生きてるか!?」とメールが来ました。
その後、今度はイタリアで大きな地震があった時はこちらから連絡しました。
 「君たちの被害と比べたら、たいしたことはないさ。」
そして彼は、これまでの仕事をやめて、家族を家に残して遠い地で働いて
いると知らせてくれました。
やがて、メールを送っても返事は来なくなりました。

もし、新しい子犬が手元にやって来たら、久しぶりに連絡を取って
みようかな。 イタリアのグイド・ザッネーラさんに。
 2018.9.4(火)
            (ひろとバナ、どっちも若い!とにかく走ってました。)            
8月に開かれた訓練所の所長さんの警察協力章受章祝賀会の
席上で、所長さんの長年の犬との歩みがスライドで紹介されました。
もちろん、今回はほとんどが警察犬に関する写真でしたが、その中に、
ドッグショーで2頭のオスのセント・バーナードをハンドリングする姿も
ありました。

”デンカ”と”ドラ”、この2頭とは、あちこちのドッグショーを一緒に回り、
私たちもハンドリングをしました。
どちらもアメリカンチャンピオンの子として生まれましたが、デンカは
毛の長いラフコート、ドラは毛が短いスムースでした。

大きなスクリーンで彼らの姿を久しぶりに見て、「やっぱり、いい犬だなぁ」
と、ほれぼれしました。
デンカは、ショーを引退してから東京の飼い主さんの元に帰りましたが、
ドラは、ずっと訓練所で生活していました。
頭がマスチフみたいにがっちりとしていて、脚がヨーロッパのセント・
バーナードのように長くて、普段は貫禄があるのに、私たちを見つけて
甘えてくる格好は、見た目となんともアンバランスでかわいいものでした。

なつかしい、いい犬たち。

<仙台三越での販売は、4日で終了しました。ありがとうございました。
 次回の三越での販売は、10月17日〜23日の予定です。>
 2018.9.5(水)
           (訓練競技会の会場で、久しぶりに訓練士さんと再会。)         
猛暑に台風に地震、日本各地で立て続けに異常気象や災害が起きて、
日本列島がほんとにどうかなってしまうのでは、と危惧してしまいます。
被災地の方々の大変さを思うと、心が痛み、あの時を思い出します。

バナ子は、東日本大震災を共に経験した仲間です。
食べるものがないのは、人間も動物も同じ。
人間用の食料はスーパーからもコンビニからも、あっという間に姿を消して
陳列棚は空っぽになり、物流はストップ。
停電に断水、ガソリンもなし、どうやって食いつなぐか、という状況でした。

なんとか営業を開始した日用品販売の店の行列に並び、数人ずつ、品物が
散乱している店内への入場制限、2点までの買い物制限。
迷わず選んだのは、バナのドッグフード。

あの時を乗り越えることができたのは、物流が動き出して、友人・知人から
届いた支援品のおかげでした。
レトルト食品や缶詰、ティッシュペーパーやトイレットペーパーなどを
送っていただいで、あんなにうれしかったことはありません。

被災地のみなさまが、日常の生活に戻られることをお祈りいたします。
 2018.9.6(木)
               (訓練士のお姉さん、どこに行っちゃったのかな。)    
数人で店に入ってこられた若い女性のお客様。
飾ってある写真を見たらしく、「ベートーベンちゃん、可愛すぎ!」の声が。
貫禄あるべーの写真を見て「可愛すぎ」と言うはずはなく、ちょっと気取った
ヨハンも違う。 これは、間違いなくバナちゃんの写真ですね。

この日は、近くの小学校の2年生の担任の先生がご挨拶に。
毎年行われている、”町たんけん”受け入れの依頼です。
子どもたちがグループごとに店を訪れ、仕事に関する質問をして、後日、
授業で発表するというものです。

コーヒーについての話を子どもたちにいろいろとしますが、決まって
最後に、「ワンちゃんはいるんですか?」と聞かれます。
そして、バナ子とご対面。 子供たちは大喜び。

後に届く子供たちからのお礼の絵手紙には、クレヨンや色鉛筆で
バナ子の絵が描いてあります。
 「ワンちゃんがおおきくて、びっくりしました。」
  「ワンちゃんにあえて、うれしかったです。」
・・・コーヒーのお話は、どこにいっちゃったのかな。

今年の町たんけんは、どうなるでしょうねぇ。
 2018.9.7(金)
            (会津の農道です。) (右奥に天神様の“ほこら”があります。)     
山のリスさんたち、忙しそうにクルミを集めています。
地面に飛び散っているクルミを大木の根元に集めるのが、私たちの
朝の日課。
翌日の朝になると、こんもりと小さな山になっていたそのクルミは、
ほとんど消えています。
せっせと冬ごもりの巣に運びこんでいるんでしょうね。

子リスがチョロチョロッと木の根元に下りてきて、クルミを1つ抱えて木を
駆け上ろうとしますが、まだまだ修行中。
途中で「あ〜っ!」という感じで落としてしまいます。

2匹の子リス、”リーちゃん”と”スーちゃん”と心の中で名付けていますが、
問題なのは、どっちがリーちゃんで、どっちがスーちゃんか見分けが
つかないこと。
大きな黒ネコがクルミの木の周辺をうろついてるから、下りてくるときは
気をつけないと。

今年は柿の実が大きいようです。熟した柿の実を抱えていくリスを
見るのが、また楽しみ。
 2018.9.8(土)
               (4代目のバナ子)         (3代目のヨハン)
きのうの分の会津での右の写真を見たひろが、「この後ろ足の短さ!
一生懸命伸ばしてるのに、こんなに短いんだよ。」
ほんとに、あまりにも短くって・・・かわいい。

ヨハンは、体のバランスとして足が長い方でしたが、それでも2代目
べーと比べると体高が低く、散歩をしていると、慣れるまでは
「体が低い」と感じたものでした。

それがバナ子になると、「ひゃ〜、低い! なんだこりゃ〜」。
1代目ベーは、とにかく足がひょろ長い体型だったから、こんなちっちゃな
子はバナが初めてでした。

伏せたり、寝たりしていると大きな体なのに、立ち上がると「ちっちゃい!」。
短い後ろ足を精一杯伸ばして胸を張るその姿は、本犬が狙う威厳には
ほど遠く、かわいくてたまりませんでした。
初めてバナ子を見た方は、「わ〜、セント・バーナードだ! 大きい!」と
感動してくださいましたが。
そうすると、バナはしっぽをブンブン! 大喜びで寄って行きました。

求む。 ちっちゃくて、かわいいセント・バーナードの女の子。
 2018.9.9(日)
                         (バナちゃんね、がんばって歩くよ。)
足が短いと、歩き方がどうなるか?
ちょこちょこと、細かい足の運びになります。超大型犬に分類されるのに。

2代目べーと3代目のヨハン、2頭のオスの歩き方は、ゆったり、悠然と
してました。 やっぱり、オスの貫禄ですね。
ナルシストのヨハンは、人から見られていることがわかると、意識して
颯爽と歩きました。
大橋を国際センターに向かって渡っていると、すれ違う車の中の人が
ヨハンを見ているのがわかります。広瀬川からの風が吹き上がってくると、
ヨハンの長い毛がサ〜ッと流れます。
そうすると、ヨハンはすっと顔をそむけて、「ふっ」とつぶやいている感じ
でした。
大橋を渡るヨハンを見たという方から「見とれてしまった。」と言われました。

バナ子は、「バナちゃん、がんばる〜!」と、ちょこまか、ちょこちょこ、
一生懸命に短い足を動かして橋を渡りました。
見かけたという方の反応は、「かわいい!」。
 2018.9.10(月)
                     (手術をして入院中のバナに面会です。)       
2011年の11月、バナ子は子宮蓄膿症で子宮の全摘手術を受けました。

少しずつ具合が悪くなり始め、「どうしたんだろう?」と、それまでは元気
いっぱいだったので、すぐに病院で診察を受ける、という判断をしません
でした。 これが大きな判断ミスでした。
様子をみているうちに急激に悪化し、あわてて病院へ。
病院に着くと同時に手術開始、命を落としてしまったかもしれない状況の
1歩手前でした。

バナと同じ動物病院に開業時から通っているという方からメールを
いただきました。
 「何回か、点滴をしたり、車の中で待っているバナちゃんと会っていました。
  今でも信じられません。」
なんか、病院でのバナを思い出して・・・久しぶりに涙が出そうに
なっちゃった。

今も病院の前を通ると、駐車場を見て、「お昼なのに、まだこんなに車が
停まってる。診察はまだまだかかりそうだねぇ。先生たち、休みなしだ。」
と話しています。
 2018.9.11(火)
                   (地面に落ちたクルミを集めておきます。)             
大きなクルミの木も、毎日、毎日、リスたちが通い続けて、とうとう実が
なくなってしまいました。
地面近くに実の重みで垂れ下がっていた枝からも、きれいに収穫されて
います。
最近は2匹の子リスだけで外に出すようになったらしく、親リスの姿を
ほとんど見かけなくなっていましたが、大きなふさふさのしっぽを
葉の陰に久しぶりに目撃。
子どもたちのしっぽは、まだほっそり、毛もちょぼちょぼです。

子どもと言えば、先日、お客様がこんな話を。
 「昔、オニコウベスキー場にセント・バーナードがいましたよね。
  あそこで、子犬を見たことがあるんですよ。
  あの足! たまんなかった〜。 セント・バーナードの子犬の足って、
  たまらないですね。 もう1回、さわりたい。」
う、う、う〜・・・そうなんです。 たまんないんです。
想像しただけで、手がプルプルと震えてきます。
ぬいぐるみのようにちっちゃいくせに、もこもこの足はずっしりと太くて、
存在感があるんです。

う、う〜・・・まだ、だよね。
 2018.9.12(水)
                  (ひろちゃん、どこへ行った? どこだ?)               
仙台は、すっかり秋の空気になりました。
天気予報を見ると、東北でも仙台の最高気温が1番低いという、この
時期の例年の状況に戻っています。
こんな季節に、緑の中を歩いたら気持ちがいいだろうなぁ。

バナが元気だった頃、日曜日には実家がある団地の広い公園によく
出かけました。
傾斜のある自然林も残っていて、人気のない林の頂上から、バナは
ダダダッ!と一気に駆け下りました。
そんな時、筋肉質の肩がググッと盛り上がります。
そして、芝生の公園では、すべり台を下りるひろのそばに行きたくて、
すべり台の周りをウロウロ、ウロウロ。

そうやって過ごす休日を繰り返すうちに、「ここは、わたしの縄張りよ。」
という意識がありあり。
公園の駐車場に車が入ると起き上がり、当たりをキョロキョロと見回します。
車からピョンと飛び下りると、胸を張って小さな体をそらします。
 「どぉれ、見回りに行くかな。」

また、あそこに行きたいですね。

 < 9月23日(祝) 全国の武将隊が集結する
              ”武将フェス仙台” で販売します!
     会場は 長町のSENDAI ・PIT
     販売時間は 12:00〜19:30位の予定 です。 >
 2018.9.13(金)
               (広瀬川沿いの桜)    (公園の遊歩道)               
実家がある公園の遊歩道には、桜並木が続いています。
春は、桜の花の下を歩きます。
奥の方にアジサイの群生があり、初夏になるとさまざまな色合いの
大輪の花を楽しめます。
季節ごとに、花々と一緒にバナの写真を撮りました。

3代目のヨハンの時は、まだ昔の西公園。
桜の大木もたくさんあり、天文台の裏手にアジサイが群生していました。
写真を撮られるのに慣れているヨハンは、花の前でポーズを取りました。
あのアジサイは、どこへ行ってしまったのかしら。

国際センターから仙台二高に続く遊歩道の桜も、実に見事です。
ヨハンも、バナ子もよく歩きました。
地下鉄東西線の工事開始と共に通行止めになり、長いこと足を
運んでいません。
かわいい愛犬と一緒にまた歩きたい場所が、いくつもあります。
 2018.9.14(土)
             (ママに、こたつ取られちゃった。) (がんばれ、リスさん!)            
クルミの実がきれいになくなると、あぁ、リスの冬ごもりの準備も
終わったんだな、と季節の変わり目を感じます。

・・・いや、待てよ。 まだ終わりじゃない。
そうだった。 柿の実が色づくと、リスさん、またやってくるんだった。
クルミの木の隣に柿の木があり、今は緑色の実が大きくなってきています。
でも柿はクルミと違って長期保存がきかないから、クルミを取っておいて、
多分、柿はその時に食べるんでしょうね。

新聞の折り込みちらしには、こたつ用品が。
バナちゃん、もう、こたつでぬくぬくとあったまって寝られないねぇ。
年を取ってから、こたつが大好きになったバナ。
1番いい場所を占領し、座椅子に寄りかかって寝ていました。
こちらがバナに気を遣い、遠慮してすき間から潜りこんでいたのが
なつかしい。
 2018.9.15(日)
               (霧ヶ峰で、2代目ベーとお兄ちゃんたち) (5才のバナ子)        
 「え!? わたしは、何も聞いてませんでしたよ。」
   「あれ、そうだっけ? 言ってなかったかな。」
 「ええ、なにも。」

店でアルバイトをしてくれていた学生時代、2代目べーとは無二の親友という
間柄だった”あべお兄ちゃん”。
そして、ヨハンとバナ子にとっても、「大好きなお兄ちゃん」だった、あべにい。
お兄ちゃんがやって来たのがわかると、べーも、ヨハンも、バナ子も、緊張して
耳をすませます。 そして、なかなか自分に会いにやって来ないと、
「ウオン!」と、ひと声。

べーに対しては、「なんだ!? 吠えたな。 この野郎!」と飛びつき、
互いにエネルギーを発散。
ヨハンには、「吠えちゃだめだろう。」と、やさしく訓示。
バナには、「はいはい、わかった、わかった。 今、行くよ。」と、バナの
言いなりにお腹をなでなで。
年齢と共に、人は丸くなるものなのですね。

で、この日、初めてわかったんですよ。
あべお兄ちゃんに、訓練所を通して子犬をお願いしてあることを言って
なかったことが。 ホームページ、見てなかったのね。

 「まだ生まれてないんですよね? 年内には来ないんじゃないですか。
  今年度内、でしょう。」と、あべにいのご宣託が。