BA・NA・KO(バナ子)の日記


    2018・3・16〜2018・3・31

 2018.3.16(金)
            (馬酔木の花が次々と開きます。バナも春を楽しんでいます。)
 「バナちゃん、あなた宛てに大きな荷物が届いてるわよ。」
え!? ほんと?
 「ほら、住所の下に”バナ子様”って名前が書いてある。」
うわわっ! うれしいな。 ねぇ、これ、なぁに? 早く箱を開けて。
 「なんだろうねぇ。 なんだか、いい匂いがする。」
ふんふん? ふこふこ? 
こ、こ、これは・・・リンゴだ! 箱いっぱい、ぜ〜んぶ、リンゴ!
ほんとに、これ、全部わたしの?
 「なにも、無理して全部食べなくていいのよ。
  あゆと、ひろにも分けてあげたら?」
ううん、無理じゃない。 わたし、全部食べられるもん。

ねぇねぇ、これ、誰からのプレゼント?
 「岩手のデコちゃんのお父さん。 この間、病院で一緒になったでしょ。」
うん。 だから、わたしにお見舞いなのかな。

うっひゃ〜、うれしいな。 ママ、早くむいて。
 「1個が大きいから、半分ずつにしとこうか。」
ううん、平気。 1個食べる!

(バナ子様宛てに、リンゴの大きな箱が届きました。
箱を開けて見せると、バナの目は真ん丸に。
さっそく、シャキシャキと、満足そうにいただきました。

デコちゃんのお父さん、ありがとうございます。
12才のデコちゃん・11才のバナ子、共にがんばって長生きできますように。)
 2018.3.17(土)
                             (ふうむ、春が来てるんだね。)
うお〜い! わお〜!
ねぇ、聞いて! 今日の散歩、あゆちゃんと、ひろちゃんと行くんだよ。
ほんとに久しぶり。 こうやって公園に行くのって。
前は、しょっちゅう、こんな風にみんなで並んで散歩したのにな。

2人とも仕事が忙しいらしくて、あんまり店に来られないみたいだしね。
でも、ほら、見て! 今日は2人と一緒なんだよ。
うお〜い! わおお〜!

きのうは、リンゴのプレゼントがたくさん届いたし、今日は、あゆちゃんと
ひろちゃんが散歩に行ってくれるし、この頃、どうしたんだろ?

・・・そうか、わかった。 きっと、わたしが具合が悪くなったからだ。
ふ〜む、病気になると、こういう風にいいことがあるのかな。
 
 「バナ、調子がいいみたいだね。」
ええっと、う〜んと、どうかな・・・。
あのね、もしかすると、ちょっと具合悪いかも。

(表情も、これまでの感情豊かなバナ子に戻っています。
気難しそ〜〜な顔をするようになっていたのですが、それが消えています。
病院で診察を受けてから変わったことを考えると、原因は、もしかすると
ウンチが出にくいことだったのでしょうか。
なかなかウンチが出ない→足が痛くて力を入れられないからあきらめる→
硬くなってますます出にくくなる、という連鎖。
1日2滴、胃腸の動きをよくする薬を食事に混ぜるようになってから、
快便が続いています。そして、よく歩き、よく食べます。

もちろん、11才という高齢ですから、動きに制限はありますし、1日の
ほとんどを寝て過ごすことに変わりはありませんが、それなりに元気な
おばあちゃんです。)
 2018.3.18(日)
            (クルミの新芽。リスさん、もう少し待っててね。)(おしっこ、ナウ。)                  
ねぇ、ママ・・・ママってば!
 「うん? なに、バナ? のどがかわいたの? 
  どれ、今、お水を用意するからね。」
・・・違うんだけどなぁ。 
ま、のどはかわいてるから水は飲んでおこうかな。

ねぇ、ママ・・・ママってば!
 「今度は何? 外に出たいの?」
うん! そう。
 「ちょっと待ってて。 風が冷たそうだからジャンパーを着なくちゃ。」
出る、出る、わたしは外に出る。
それっ、どどどどっ!
・・・あれ? 車がない。 パパ、どこに行ったんだろう。
それに、ひろちゃんもいない。
ま、外に出たついでに、おしっこしとうかな。

ねぇ、ママ・・・ママってば!
 「またぁ? なに? もしかして、今度はウンチかな。」
外に出たい。
 「やれやれ。 はいはい、行きましょ。」
よしっ、だだだだっ!
・・・あれ? まだ車がないや。 おかしいなぁ。
ひろちゃんはどっちから来るんだろ。 歩いてくるのかな。
ま、外に出たついでに、ウンチしとこうかな。

なんだか、疲れちゃった。
・・・ンゴッ・・・ンゴゴ〜ッ。

(日曜日、パパさんは三越で仕事ですが、わたしはバナと一緒に在宅。

ひろが東京で暮らしていた頃、パパだけが車でひろのお迎えに出かけて、
やがて一緒に戻って来る、ということがよくありました。
このところ、ひろがバナの散歩をするためによく店に来てくれていたので、
「今日もひろちゃんが来る」と思ったのでしょうか。
何度もわたしを前足でバシバシとたたき、外に出たいと合図します。
出てみると、「あれえ?」という顔になって、道路の方をじっと見つめます。

ほぼ午前中いっぱいこれを繰り返し、やっと眠りについてくれたのは
昼過ぎでした。
バナは疲れたようですが、わたしも、ちょっと疲れました・・・。)
 2018.3.19(月)
                 (老犬バナ子、毎日、がんばって西公園を歩いています。)           
 「バ〜ナちゃん! 散歩に行くよ。 起きて。」
うにゃ? ・・・ひろちゃんだ。 やっと来た。
遅いよ、ひろちゃん。 わたし、きのうからずっと待ってたのに。
 「バナちゃん、きのうはとっても元気だったんだって?」
そうでもないよ。
ひろちゃんのお出迎えしようと思って何度も外に出て、疲れちゃったし。
 「さぁ、車を下りよう。 おいで。」
うん。 ・・・暗いからちょっと恐いな。 ひろちゃん、わたしを支えてね。
よ〜っこらしょ。 よいしょ・・・ふうっ。

ママも一緒に行くの? むふん、今日はにぎやか、うれしいな。

あのさ、ママ、わたし、そこを歩きたいんだけど。 どいてくれる?
 「あ、邪魔ですか。 はい、すみませんね。」
・・・今度は、そっちに行きたい。 ママ、どいて。
 「あ〜、はいはい、そうですか。 どきますよ。」
まったく、ママったらわたしの邪魔ばっかりするんだから。
歩きづらいったらありゃしない。

(なんだかねぇ。 わざとやってるとしか思えませんよ、バナ子さん。
ひろが引き綱を持ちバナの右側を歩くので、わたしはバナを間にはさむように
左側へ。
すると、ぐいぐいと左に寄って来て「歩きづらい」とアピール。
お年寄りの言うことはきいてあげようと、わたしが右に移動すると、
今度はぐいぐいと右に歩いてきて迷惑そうな顔。
ええ? なに? ケンカ売ってんの、バナ?)
 2018.3.20(火)
                  (どうも、誰か知らない人に怒鳴られたみたいなの。)          
 「さぁ、信号が変わる。 バナちゃん、渡るよ。」
うん、わかってる。
 「あれ、バナちゃん、すぐに立ち上がれるようになったんだね。」
うん! そうだよ。 すごいでしょ。
さぁ、横断歩道を渡るぞ〜。

うんしょ、よいしょ、そぉれ。 まだまだ、だね。
曲がるのを待ってくれている車の方、ごめんね。
これ以上は早く歩けないの。 できるだけ、がんばります。
よっこいしょ、半分くらいまで来たかな。 はあっ、はあっ。

うん? うむむん? なんか、お腹がムズムズ・・・ウンチする!
 「ええっ! ここで? あ〜あ、始めちゃった。
  急いで拾わなきゃ。 車が待ってる。 バナ、もういい?」
ふうっ、いいよ、おしまい。 
 
 「××××!」  え!? なに?
  「△△△△!」 車の中から、誰かが叫んでる。 どうしたんだろう?
   「バナ子! 歩き方、コタコタだな!」
ええっ!? いったい、誰!?

(店が終わってからの散歩、この日は、あゆが一緒に行ってくれました。
あと少しで横断歩道のゴールというところで、バナが突然ウンチの体勢を
取り始めてしまいました。
そして、バナの遅い歩みを待っていてくれた車が通りすぎざま、何かを
叫んでいるようです。
そこには、訓練所のバナのお父ちゃんの顔がありました。

バナは、訳がわからず、キョトンとしていました。)
 2018.3.21(水)
                    (バナちゃんだよ。 ピンクのコート、似合うでしょ?)         
あっれえ、どうしたんだろう?
だってさ、きのうの夜は、あゆちゃんが久しぶりにおうちに泊まったし、
今日は、ひろちゃんも一緒なんだよ。
つまり、家族全員がそろってるってこと。
ふうむ、なにかあるのかな。 もしかしたら、おやつ、もらえるかな。

あぁ、わかった。 ここかぁ。 お墓参りだよ。
あのね、わたしは会ったことがなかったけど、おじいちゃんやおばあちゃんに
お花を持ってきて、ごあいさつするんだよ。
わたしは、伏せて待ってるの。

 「あれ!? おんなじ。」 「ほんとだ、これとそっくりだね。」
ん? なに? 墓参りに来てる他の人たちが、わたしを見てる。
そっくりって、何が似てるんだろう?

(雨が降り出す前に、家族全員で墓参りに行って来ました。

墓前に、セント・バーナードのぬいぐるみが置いてありました。
亡くなったお子さんが抱っこしていたものでしょうか。

さまざまな思いが、線香の煙と共に空に上がって行きます。)
 2018.3.22(木)
             (この櫓が、ベートーベンの店へ行く目印です。すぐそこ。)          
 「あ! 帰ってきた!」
え? わたし? うん、今、お散歩から戻ってきたところなの。
もしかして、わたしに会いたかった?
 「散歩に行ったばかりだって聞いたから、会えないと思った。」
いつもは、もっとたくさん歩くんだよ。 時間をかけて、ゆっくり。
でも、今日はこんなに雨が降ってるでしょ。
だから、早く切り上げて戻ってきたの。

バイバ〜イ! また来てね〜。

さて、車の中に入ろうかな。
パパ、あんまりタオルでゴシゴシしないでね。

(お客様が、壁に飾ってある歴代の看板犬の写真を見て、
「本当に犬がいたんですか?」 「今もいますよ。 ちょうど散歩中です。」
 「あ! じゃ、さっき見かけたピンクの子!」 「そう、その子です。」

お客様が店を出たところにちょうど、ピンクのレインコートを着たバナが
帰ってきました。
こんな格好をすると、とても11才には見えません。)
 2018.3.23(金)
               (バナの後ろは、青葉通りのケヤキの木) (足もとにツクシ)        
お腹が空いた、お腹が空いた! 朝だよ。 パパ、起きろ〜!
起きて、起きて、ねぇ、起きてってば。
 「ううっ・・・」
早く〜! わたしは、お腹が空いた〜。
 「はあっ・・・」
いいから、早くして。
外に出て用を足して、朝の食事!

ただいま〜。 お店が終わって、おうちに帰ってきた。
お腹がペコペコ。 やっと夕食だ〜。
早く食事をちょうだいな。 お腹が空いたよ〜。
 「バナ、目薬をさしてからだよ。」
薬なんて、あとからでいいのに。 ・・・終わった?
じゃ、ごはんだね!

夕食は、あっという間に食べ終わっちゃった。
ごはんの量は少しだけだから、お腹がいっぱいにならないや。
でも、この後は、リンゴのデザートがあるyから大丈夫。
まだかな。 ママ、早くしてくれないかな、リンゴ。

(バナ子さん、大変に元気であらせられます。
ふらつきはあるものの、歩調も以前よりもしっかりとした感じで、
食欲は旺盛なり。
ガムの種類が気に入らない、と文句を言いたげな表情すらします。

おばあちゃんのわがままは、きくことにしています。)
 2018.3.24(土)
                 (仙台は梅の花が満開。バナもまだまだ女盛り、かな。)       
ぐむむむ〜っ・・・ぐみみみ〜っ・・・。
うにゃっ、むにゃっ。
 「バナ、バ〜ナ、起きて。 散歩に行くよ。」
うにっ? あぁ、パパか。 散歩に行く時間なの?
どれ、起きるかな。

なんかね、面倒でも、ちゃんと散歩しないと歩けなくなっちゃうんだって。
病院の先生がそう言ってたって。
だから、気持ちよく寝てても、パパが起こしにきたら車を下りて公園まで歩く。

そう言えば、誰かわたしに会いに来なかった?
バナ子ちゃんはいませんか、って。
来ない? あ、そう。 変だなぁ。
・・・そうだ。 あべお兄ちゃんは? 来た?
ええっ!? お店に来たのに、わたしに会わずに帰っちゃったの?
ひど〜い! バナ子が怒ってたって、お兄ちゃんに伝えて。

つまんないの。 誰にも会えないなんて。

(この日はバナちゃんファンの方と会うことも、すれ違う方に声をかけていただく
こともなく、物足りなさを覚えたようです。
とにかく、声をかけられたり、なでられたりするのが大好き!なのです。
みんな、わたしを好き、という思いこみがあるようで・・・。)
 2018.3.25(日)
               (宮城蔵王のチーズ工場。チーズ入りソフトクリームをペロリ)      
ううっ、車が揺れる。 ひ〜っ! 
今日はね、久しぶりに遠くにお出かけらしいんだけど、体が右に、左に、って
すべっちゃうの。 前足に力を入れても、だめ。
車に乗ってるだけで疲れちゃう。

うむん? 車が止まった。 みんな、下りるの?
わたしも下りる。 外に出たい。 ・・・よっこらしょ。

あれえ、ここ、前も来たことがあるような気がするなぁ。
なんだっけなぁ、ここ。
何かを食べたような・・・あ、わかった!
ソフトクリームだ! 絶対に、そうだ。 ここで何度も食べてるもん。

ほら、ほら、来た、来た、ソフトクリーム!
わたしも食べる! ちょうだい!

(去年の夏休み、バナが急に体調を崩した直後だったので、予約していた蔵王の
宿をキャンセルしました。
この日は急に思い立ち、宮城蔵王までドライブ。

新商品のブルーチーズ入りソフトクリームを頼んでみましたが、バナは
匂いをかいで初めは顔をしかめました。 
その後、しっかりと食べましたが。
ごく普通のソフトの方がよかったかな。)
 2018.3.26(月)
                  (白い馬酔木の花)         (パクッ・・・満足)  
ほえ〜っ、今日は暑いなぁ。 もう夏、なのかな。
ふうっ、はあっ、たまんない。
こうやって歩いてるとさ、空気が生ぬるいんだもん。
ううっ、お水を飲みたい。

 「バナ、ずいぶん暑そうだね。 体が息で揺れてる。」
暑い・・・。
 「いつもよりちょっと早いけど、サマーカットしちゃおうか?」
暑いよ・・・。
 「じゃあ、訓練所にお願いしてみるね。 今週、カットできるかどうか。」
うん。

(今週中にシャンプー&カットをしていただくことになりました。
温暖化のせいなのか、今年は仙台も3月から5〜6月の気温、という日が
ちょこちょこあります。
そして高齢のせいなのか、バナの暑がりようが、これまでよりもひどいような
気がします。
夜も、はぁはぁと苦しそうな息遣いで体が上下します。
冬の厚い毛皮は、もう脱ぎ去りましょう。)
 2018.3.27(火)
              (ちょっと寄り目のバナちゃん)       (見返りバナちゃん)     
うっ・・ああっ!
 「バナ、大丈夫?」
う、うん・・・まぁ、なんとか。 ちょっと、よろけちゃったね。
 「夕食が済んだんだから、自分の場所に行って休んだら?」
あ、いや、まだすることがあるから。 ここで待ってる。
よいしょ、くるりと回って・・・ふうっ、これでいい。

さて、位置が決まったら、あとはママを見張るだけ。
 「なに? もしかして、リンゴ待ち?」
もちろん! よろしくね、ママ。
 「やれやれ、まだ時間がかかるわよ。 私たちの夕食の支度が済んでからだから。」
いいよ、ここで待ってる。
わたし、我慢強いもん

(夕食を食べ終え、目薬をさし、口の回りをふいて、バナのスケジュールは終了。
反転しようとして後ろ足が崩れ、よろけました。
それでも、なんとしてもデザートのリンゴを食べるために、苦労しながら座りこみます。
その熱意を買い、一関から届いたリンゴをむきます。

バナ子、木曜日に訓練所でサマーカットをします。 6月の気温ですもの!)
 2018.3.28(水)
             (つぼみだった水仙が一斉に咲きそうです。) (はあっ、暑い。)
パパ、お肉くれないかなぁ。
 「バナ、だめよ。 やめなさい。」
何もしてないよ、わたし。 ただ、パパがお肉を食べるのを見てるだけだもん。
 「バナはしつこいの、じっと見るのが。」
ひど〜い。 ほんとに見てるだけなのに。

 「しょうがない。 そんなに食べたいなら、これを・・・。」
・・・あ! あっ! それ、知ってる!
バナちゃんに、っていただいたケーキでしょ? ねぇ、わたしのでしょ?
 「よくご存知で。 その通り、バナのケーキだよ。」
うおおおお! やった〜!
 「今日のは、イチゴのカップケーキ。」
うひょ〜! イチゴ、イチゴ、早く食べたい。

ねぇ、ママ、なにやってるの?
 「いや、袋が開かないのよ。 おかしいなぁ。」
ここじゃないの? 開ける場所は。 ほら、ここ。
 
(本日のバナちゃんデザートは、犬用の春のカップケーキ。
パパの方を向いていた体を、立ち上がることなく器用にギアチェンジし、
ツツツツッとケーキに向けます。
そして、わたしが袋を開けるのに手間取っていると、鼻先でグイグイと押します。

イチゴ味のケーキ、ご堪能いただけましたでしょうか。)
 2018.3.29(木)
                 (トイ・セント・バーナード)       (ジャンボ・ビーグル)
ほい! バナ子は今、訓練所に到着しました。

みなさん、こんにちは〜。 バナ子が来ましたよ〜。
訓練士のお姉さ〜ん、お兄さ〜ん、元気だった?
やっほほ〜い!
やっぱり、訓練所はいいな。 なつかしい匂いがして、ほっとする。

 「ガチャン!」
え!? あれ? 門が閉まっちゃった・・・。
パパは? わたしのパパはどこに行ったの?
もしかして、お泊まりなのかな。 聞いてないよ、そんな話。

 「バナ子、さぁ、始めよう。」
始めるって、何を? 
ブラッシングだったら、いつもおうちでしてるから大丈夫だよ。

げっ・・・シャンプーするの? これ、きらい。
頭にお水をかけないで。 やだっ。

げげっ、バリカンカットするの? これ、きらい。
だって、疲れるんだもん。

ねぇ、まだかかるの? 足が痛くて、じっと立ってるの、もう無理。

(いつものごとく、機嫌よく訓練所の校庭に入って行き、背後で門扉がしまる
音に、あわててハッとした顔をしていたそうです。
足の痛みで長い間、立っているのが難しいため、カットするのが大変だったと
思います。

この頃、人間にとっては涼しく感じる夜もバナには暑いらしく、はぁはぁと
体を揺らしていました。
サマーカットしてすっきりしたこの夜は熟睡。
足を泳がせ、夢の中でどこかを駆け回っていました。)
 2018.3.30(金)
               (これは梅の木)               (こちらは、桜)
マ〜マ〜、ねぇ、こちょこちょしてぇ。
お腹と、あごと、それから後ろ足の付け根のところと・・・ぜ〜んぶ。
そうそう、そんな感じで。 なでなで、こちょこちょ。
あぁ、いいなぁ。

お願いだから手を止めないで。 ず〜っとやってて。
だって、ほんとに気持ちがいいんだもん。
 「毛をカットしたから、マッサージが直接伝わるんだね、バナ。」
うん。 こちょこちょ、だ〜い好き。

あれ? いつのまに寝ちゃったんだろ。
ママ? ママはどこ? ずっとやってて、って頼んだのにな。

・・・みっけ〜。 ママ、だめだよ、いなくなっちゃ。
ごろ〜ん、とするから、お腹をなでなでしてちょうだい。

(サマーカットしたら、甘えん坊が加速しました。
長い毛がないとマッサージがよほど心地よいらしく、わざわざ場所を移動して
こちらを追いかけてきてまで要求します。

そんなときはどうするのかって?
なでなで、しますよ。 バナはかわいいから。
痛みのある左後ろの付け根も、やさしくなでなで。

仙台も桜の開花宣言が。 仙台で3月に桜が咲くなんて!
西公園のお花見のための屋台は、設営が間に合わないかも。)
 2018.3.31(日)
              (いろんな花々が一気に咲き出しています。野鳥もにぎやか。)
あれ? 届かないな。 
うんしょ・・・それっ・・・やっぱりだめだ。

もう1回、やってみるか。 それっ・・・ああっ、だめだ。
ふうっ、困ったな。

 「バナ、どうしたの? 耳の後ろをかきたいの?」
うん。 でもね、後ろ足に力が入らなくて、耳まで届かないの。
すぐに疲れちゃうし、前みたいに、かきかきできないんだ。
 「そうか。 耳の後ろやあごを、前はよく勢いよく足でかいてたもんねぇ。
  足が悪くなって、今はそれができないわけだ。」
そういうこと。 耳の後ろ、かゆいんだよね。
 「どれ、やってあげる。 おいで。 グワ〜ッ!と勢いをつけて・・・これでどう?」
うん、いい感じ。 あごも頼んでいい?
 「ほい。 じゃあ、次は、あごをコシコシコシ!」
ううっ、気持ちがいい。

(そうなんですよね。 動物は、後ろ足を器用に使って体をかくんですよね。
でも、股関節がはずれ、筋力も衰えている今のバナは、後ろ足を耳の裏側まで
回してかくことができなくなっているんです。
足を上げようとしては挫折し、を繰り返しています。
耳の後ろと、あごを手でかいてあげると、気持ちよさそうに目をつむっていました。)