BA・NA・KO(バナ子)の日記


    2018・1・16〜2018・1・31

 2018.1.16(火)
            (ママの膝枕で、自分の前足にあごを乗せると気持ちいいんだ。)
ママ、まだかなぁ・・・。
わたし、ずっと待ってるのになぁ。
早くしてくれないかなぁ。
でも、あんまりにらむとママが嫌がるから、ほどほどにしないとね。
・・・まだかな、まだかな。
 
 「バナ、しかし、たいしたものね、あなたは。」
え? そう?
 「そのがんばりようには感心するわ。」
ほんとに? わたし、えらいの?
じゃあ、もっとがんばらなくちゃ。

じ〜っ、じろじろっ。
ママ、早くリンゴをむいてちょうだい。

(夜のリンゴのデザートが切れて久しいのですが、あべお兄ちゃんが
リュックでリンゴを背負って届けてくれました。
小さいけれど、蜜が入って甘いフジ。

バナは、本当においしそうにシャキシャキとかじります。
でも、個数はあんまりないからね。 そんなにもたないからね。)
 2018.1.17(水)
           (「バナ、こっちにおいで。」)     (「ちゃんと歩きなさい、バナ。」)
 「バナ〜! 散歩に行くよ!」
あ・・・ひろちゃんだ。 散歩に行くの? ほんとに?
だって、雨が降ってるんだよ。 それも、ザーザー。
無理して行かなくてもいいんじゃないかな。
 「ほら、コートを着るよ。 いやな顔しないの。」
・・・行きたくない。 体が濡れたら冷たいもん。
 「テープで止めるから、お腹を出して!」
どうして、わざわざ雨の中を歩くのさ。 ひろちゃん、1人で行ってくればいいのに。

 「はい、外に出て!」
う〜・・・やっぱり、すごい雨だ。
いやだなぁ。 歩きたくないなぁ。 公園に行きたくないなぁ。
 「バナ、行くよ!」
ううっ・・・いってきます。

 「おや、こんちは。 散歩かい?」
警備のおじさん、こんにちは。 雨でも、がんばらなくちゃ。

 「あら、かわいいこと!」
こんにちは〜。 わたし、バナ子って言います。
なでなでしてくれますか?

むふん、やっぱり、わたしって人気者なんだ。
雨が降ってるけど、そんなの、全然気にならないや。

(あたたかい車の中でぐっすりと眠っていたバナ子。
ひろに起こされ、レインコートを着せられ、露骨にいや〜な顔をします。
しわを寄せた鼻をひくひくと動かして抵抗しますが、やむを得ず外へ。
どしゃ降りの雨の中、体を斜めに傾けるように、いやいや歩いて行きました。

でも、いろんな方に声をかけられ、不機嫌さも吹き飛んだようです。
「わたしは、かわいいバナちゃん」と再確認して戻ってきました。)
 2018.1.18(木)
              (ぐみ〜っ。 車の中で熟睡中。)(やだ。 あの子、ひどい顔。)
今日は、なんだか体の調子がいいみたい。
うおっし! 散歩に行くぞ!
自分で車から下りるから大丈夫だよ、パパ。
それっ、ピョ〜ン! ほらね。
ブルブルッ、と体を震わせて・・・うん、いい感じ。

あったかいし、天気はいいし、歩けそう、って気がするね。
足も、そんなに痛くない。
それじゃあ、公園まで行ってくるね。

ランランラン♪ 誰か、いないかなぁ。
「かわいい!」って声をかけてくれる人、いないかな。
バナ子ですよ〜。 バナ子が来てますよ〜。

(3月下旬のあたたかさというこの日は、バナの体調もよかったようです。
目に見えて体が衰えたのは、強い冷え込みが続いた12月。
歩くのがほんとにつらそうで、前足も後ろ足も痛そうでした。

来週後半は”めったにない厳しい寒波”の襲来という予報。
仙台でも最高気温が氷点下となっています。
高齢犬のバナちゃん、大丈夫かな。)
 2018.1.19(金)
                (椿の花が咲いてないの。 匂いがしなくて、つまんない。)
お!? おお!? なんだ、この匂いは?
ふんふん? ふこふこ? どこからだろう?
 「おや、バナ子さん、どうされました?」
あのね、すごくいい匂いがするの。 なんだろう?

あ! ママ、手に持ってるもの、それ、なに?
 「さぁて、なんだろうねぇ。
  なになに・・・バナちゃん、お誕生日おめでとう、だって。
  なるほど。 もうすぐバナの誕生日だから、プレゼントだわ。」
わたしへのプレゼント! うひゃ〜!
もしかして、それ、お肉じゃない?
 「うん。 ビーフの缶詰だって。 よかったねぇ、バナ。」
やった〜! お肉! お肉! いい匂いのお肉!

 「でも、誕生日は来週だから、まだだめ。」
ええ!? わたし、そんなこと、全然気にしないよ。
誕生日がまだでも、食べちゃって平気だもん。
今日の夕食で食べてもいいよ。

ねぇ・・・ねぇってば!

(25日に11才の誕生を迎えるバナ子。
ちょっと早めに届いたお祝いのビーフ缶を1つ開けた途端にサッと立ち上がり、
顔つきが激変。 目が輝き、匂いのもとを必死に探し回ります。
いつもは、つらそうに、のろのろとしか起き上がれないのにねぇ。

プレ誕生日祝いでドッグフードにビーフを混ぜたら、鼻にしわを寄せることも
なく、せえの!で一気食い。
要は、気の持ちようなんですね。)
 2018.1.20(土)
                (あれえ? いつも、ここに椿の花が置いてあるのにな。)
むほほっ。 今日の夕食にも缶詰のお肉を入れてもらった。
もしかしたら、これから毎日そうなのかな。
そうだったら、うれしいな。 やっぱり、お肉の匂いってたまんないよね。

さぁて、夕食を食べ終わったから、食後のデザートを待つとしますか。
リンゴも、たまんないよ。
甘くって、噛むとシャキシャキして、いい感じ。
ママ、早くしてくれないかな。

 「バナちゃん、言っておくけど、リンゴは、あと1個でおしまいだからね。」
・・・早くむいてよぉ。
 「もともと数がそんなにないのに、あゆに分けてあげたし、ひろも欲しいって。」
・・・わたしのリンゴ。 あべお兄ちゃんがわたしのために持ってきてくれた、
おいしいリンゴ。
 「リンゴを待つのに真剣過ぎて、聞く耳持たずの状態ね。
  はい、残り少ないリンゴさん、味わって食べましょう。」
待ってました! いっただっきま〜す!

(我が家は、食べ物のいただきものがあると、公平に3等分します。
私たちの分、あゆの分、ひろの分、と。
そして、それぞれの住まいでおいしくいただきます。
ありがとうございます。

バナ子へのプレゼントすら、「これ、人間でもいけるんじゃない?」と
言う姉妹がおります。)
 2018.1.21(日)
                           (ひろちゃん、なあに? 内緒話するの?)
今日は楽しみにしてた日曜日なのに、お店でお仕事するんだって。
つまんないの。 せっかくのお休みの日なのになぁ。

あ〜あ。 がっかり。
おうちにいれば、ず〜っとこたつに寄りかかって寝ていられるんだよ。
ず〜っと、あったかいところで、好きなだけ寝られるのにさ。

今日は、いつもと変わんない。
わたしは、車の中で寝てる。 はあ〜っ、やんなっちゃう。

 「バナ!」
・・・うに?
 「バナちゃ〜ん!」
・・・ぶみ?
 「寝てた? 散歩に行くよ!」
あうっ・・・ひろちゃん、来てくれたんだね。
 「寝ぼけた顔しちゃって。 さぁ、目を覚まして、バナ。」
う、うん。 あれ? 今日は、ママも一緒に行くの?
なんか、にぎやかでうれしいな。

ねぇ、ママ、邪魔なんだけど。 そっち側を歩いてくれる?
わたしは、左の端を歩きたいの。

(定休日ですが、この日も豆の焙煎と選別、その他、諸々の仕事があり店へ。

午後は、ひろも来てくれて西公園へ。
バナは人と人の間にはさまれて歩くのが好きだったので、その態勢をとったら、
露骨に迷惑そうな顔をされてしまいました。 ひどいなぁ。
邪魔にされたわたしは、やむなく、バナの引き綱を持つひろの隣へ。
のんびりと公園を歩いてきました。)

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 2018.1.22(月)
               (「ブラッシングしようね、バナ。」 う〜ん、しなくてもいいよ。)         
 「さぁ、バナ、着いたよ。 車を下りよう。」
うむん? お! 訓練所に来たんだね。
久しぶりだな、ここに来るのは。 みんな、元気かな。
お父ちゃんとお母ちゃん、いるかな。

やっほ〜い、訓練士のお兄さん、お姉さん。 バナ子だよ〜。
校庭に入らせてちょうだい。
ず〜っと来てなかったから、地面の匂いをチェックしようっと。
新しい犬は来てる? ちゃんと、わたしに挨拶してもらわなくちゃ。
犬の世界は、挨拶が大事なんだよ。
先輩、これからよろしくお願いします、って。

わたしは、子犬の時から訓練所にいたんだから、1番先輩ってわけ。
さぁて、他の犬たちに会うのが楽しみだな。

え? 犬舎に入るの? ふうん・・・。
ま、疲れたからいいかな。 少し休んでいこう。

(バナ子さん、月末まで里帰り、11才の誕生日は訓練所で迎えます。
”バナ子の日記”も、しばらくの間、休みます。
毛布は持参したけれど、これから大雪・厳寒の予報。
いくらセント・バーナードとは言え老犬のバナちゃん、大丈夫かな。)

 < ”メキシコ・アンブルコ”は残念ながら品切れです。
  非常に良い生豆が手に入り、予想以上にみなさまから好評でしたが、
  商社がもう仕入れないと・・・。
  この頃は、良い豆に巡り合えても、同じ農園・銘柄・品種の豆を継続して
  入手するのが難しくなってきています。昔のように、生産者を長い目で育てる
  という風潮や余裕がなくなっているのでしょうか。 >
 2018.1.23(火)
                      
あれ? ここは、どこだろう?
おうちじゃないし・・・車の中でもない・・・。 
下に敷いてあるのは、たしかにわたしがいつも使ってる毛布だけど。
思い出した! 訓練所の犬舎の中だ。

大変! わたし、ちょっとだけ休むつもりだったのに、眠っちゃったみたい。
パパ、外で待っててくれてるかな。

ねぇ、誰か〜。 訓練士のお兄さんか、お姉さん、いませんか?
わたしのパパ、呼んできてくださいな。
おうちに帰りま〜す。

(バナちゃん、訓練所でのお泊り、1泊目。
高齢犬用のドッグフードの大きな袋と愛用の毛布を持参。
でも、お肉の缶詰はないので、バナがちゃんと食べているかどうか、
ちょっと心配。
 「はあ? お肉なし? トッピングもなし? ・・・いらない。」
と、なっているような気がして。)
 2018.1.24(水)
                    (なぜかポーズを取るひろ。 木の匂いをかぐバナ。)      
ううっ、寒い。
どうしてこんなに寒いんだろう。
体をぎゅうっと丸めても、とっても寒い。
わたし、もしかしたら病気になっちゃったかな。

 「バナ子、外に出る時間だよ。」
ええ? こんなに寒いのに外に出るの?
出なくてもいいのにな。
他の犬たちは、ワンワン吠えて元気だこと。
・・・仕方がない。 よっこらしょ。

やだ、雪! 雪が積もってる。
ぶるるっ、寒いはずだわ。

(寒いのが苦手なセント・バーナード犬、バナ子にとって、この冬は
つらい季節となりました。
犬は雪を喜ぶというのは、迷信ですよ。)
 2018.1.25(木)
                      (店も前もこんな状態。街灯が埋まっています。)     
 「バナちゃん、誕生日おめでとう!」
え?! ・・・誰? あゆちゃん?
 「バナ〜、お誕生日だね。 おめでとう!」
・・・また聞こえる。 もしかして、ひろちゃん?
どこにいるの?

犬舎の中をきょろきょろ見回しても誰もいないし、わたしの他に
誰かが入れる場所なんて、ここにはないもんね。

わたし、今日、お誕生日なのかな。
遠くで、あゆちゃんとひろちゃんが、おめでとう!って言ってくれたのかな。

(バナ子、11才になりました。
セント・バーナードの平均寿命が8才位だった昔のことを考えると、
とても長生きのおばあちゃんです。
でも、いつまでも、かわいいバナちゃんです。)
 2018.1.26(金)
                  (バナちゃん、う〜っ、として。) (バナちゃん、ぎゅうっ!)     
ねぇ、わたしに何か届いてないかな。
ほら、あれ、お誕生日のプレゼント。
・・・ない? おかしいなぁ。

お店にはね、時々わたし宛てに荷物が届くんだよ。
「バナ子様」って箱に名前が書いてあるんだって。

もう1回、お届け物の名前を確かめてきて。
お父ちゃんに届いたのに混じってるかもしれないから。

(訓練所から戻ったら、誕生日のお祝いをしましょうね。
それまでは、フードと水だけで我慢しておくれ。)
 2018.1.27(土)
                    (パンジーのプランターは、雪のケーキになりました。)    
そりゃね、訓練所も好きよ、わたし。
訓練士のお兄さんとお姉さんがいつもいて、「バナ子!」って
声をかけてくれるから。

だけど、だけどね、やっぱり、家族みんなと一緒がいいな。
みんなの声が聞きたい。
 「バナ〜!」 「バナちゃ〜ん!」っていう大きな声。
それに・・・食事にトッピングも欲しいしさ。

訓練所も好き。 だけど、やっぱり・・・。

(家の近く、雪の上にネコの足跡がずっと続いています。
足跡を目で追うと、山の中に入っていきます。
大雪の日、ネコはどこで眠るのかしら。
ひと回り大きな足跡は、タヌキかな。)
 2018.1.28(日)
                  (公園で水飲み)          (公園でブラッシング)
ふうっ・・・はあっ・・・。 退屈だ。
他の犬たちは校庭に出ていろんな練習をするけど、わたしは、なんにも
することがないの。
それに、すごく寒い。 やんなっちゃうな。

はあ〜〜〜っ・・・。
誰か、わたしに会いに来ないかなぁ。

(バナのタオルケット、シーツなどをまとめて洗濯。
水曜日に帰って来るから、きれいにしておきましょう。
でも、それまでに乾くかしら。)
 2018.1.29(月)
                  (バナ子である。)           (バナちゃんだよ。)     
パパ、お仕事が忙しいのかな。 いつ迎えに来てくれるんだろう。
あゆちゃんか、ひろちゃんが車で来てくれないかな。
2人とも、やっぱり仕事かな。

それとも・・・そうだ! ママが自転車で来てくれればいいんだ。
だって、ママ、いつかこう言ってたもん。
 「自転車のかごに入る犬がうらやましい。 あこがれです。」って。
わたし、かごに乗るよ。
ちゃんと、座っていられると思うよ。

ねぇ、頼むから、お迎えに来てよ〜。

(多分、自転車は難しいと思います。)
 2018.1.30(火)
                          (誰もいない西公園。 夕方は静かです。)      
わたしが欲しいもの。

@ あったかいこたつがあるお部屋。 それから、膝枕。

A お肉のトッピングがある食事。 水だけじゃないやつ。

B 遊んでくれる人。 たとえば・・・ひろちゃん。

C 夜、寝る時はパパのお布団。

こんなところかな。 ぜいたくなんて言わないよ。
たったこれだけでいいんだから。

(こちらも、バナちゃん切れでさびしくなってきました。 早く会いたい。)
 2018.1.31(水)
                (訓練所の校庭から外に出たバナ) (お世話になりました。)                
 「バナ! バナちゃん!」
あれ? なんか、ひろちゃんみたいな声が聞こえる。
どこからだろう?
 「バ〜ナ〜!」
ほら、また聞こえるよ。 でも、また幻かもしれないし。
 「バナちゃん!」
・・・やっぱり聞こえる。 おかしいなぁ。 どこかに隠れてるのかな。

あ、いた! みっけ! 門の外にいる! ほんとにいたんだ。
お迎えに来てくれたんでしょ? よかったぁ。

 「バナちゃん、おかえり。」
・・・・・・・・・・・・・・。
 「うわっ、恐い顔。 怒ってるの?」
・・・・・・・・・・・・・・。
 「そんな、いつまでもふてくされてないで、かわいい顔にしましょ。」
・・・なんで怒ってるか、わかってるんでしょ。
 「バ〜ナちゃん」
・・・名前呼んだって、だめ。
 
 「だめだ。機嫌が悪い。」
ふんっ・・・。

(帰ってきました、バナちゃんが!
いやはや、機嫌が悪いのなんのって、今回はいつまでも怒っています。
よっぽど寒さがこたえたのかな。

ようやく態度が変わったのは、夕食時。
犬用のビーフ缶を開けた途端、態度が豹変しました。
待ちきれずに、じりっ、じりっと1歩ずつ近づいてきます。
そして、怒涛のごとき食べっぷり!

食後は、迷うことなく座椅子に直行、どん!と占領して眠りにつきました。
おかえり、バナ子。)