ルートヴィッヒルイス)の日記

    2024.6.16〜6.30




2024.6.16 (日) 
                (遊び疲れたら、どこででもクテン、と横になります。) 
ここにね、大きな池があるんだ。 中に入っちゃだめかな。
 「だめ! 危ないから。」
だって、ドッグランではプールで遊んでるよ。
水の中に入って、バシャバシャできるよ。
 「ここは、だめ!」

ふうん。 ・・・ほら、見て。鳥が池でスイスイ泳いでる。
いいなぁ、僕も、あんな風に遊びたいな。
・・・あ、飛んでった。 バイバ〜イ。

池がだめなら、ここは? ほら、水が流れてるとこ。
ここも、中に入ったら楽しそう。
 「ルイス、いけないよ。」
ちぇ〜っ、ひろちゃんったら、意地悪するんだね。

(興味津々の顔つきで、大きな池の淵まで近づき、水面を
見つめるルイス。
カモが2羽、身の安全のために飛び立っていきました。
池から流れ出す水路も、NGね。

この日は水遊びではなく、シャンプーをしました。)
2024.6.17 (月) 
            (コテツ君の背丈まで、あと少し。) (おしくらまんじゅうは痛み分け)
さて、おうちに帰る時間。 僕、先に車に乗ってるね。
よいしょ・・・座席に上がって、みんなが来るのを待つ。
今日もたくさん遊んだから、疲れたなぁ。

 「ねぇ、ルイス、どいて! そこは僕が座るんだよ。」
・・・・・・・・・・・。
 「どいてよ! 僕の席だよ。」
・・・・・・・・・・・。
 「どかないの? え〜い! う〜んしょ!」
きー兄ちゃん、無理矢理押すの、やめて。
僕が先に座ってたんだからね。 ここは、僕が座るの!
 「どけて!」
やだ! ぜ〜ったいに、どかないもん。
 「えいっ、じゃま!」
僕、動かないよ。

(どちらも席を譲ろうとせず、押し合い、へし合い、小競り合い。
きー君は目を吊り上げ、ルイスは仮面のような無表情。
当人たちは本気だけど、見ている方は、おもしろい。)
2024.6.18 (火) 
            (カイザーの代わりにルイスが加わり、以前と同じ仲良しトリオ)
え? 車に乗ってお出かけするんじゃないの?
歩いてどこに行くの、ひろちゃん?
暑いから、あんまり歩きたくないよ〜。

ええ〜っ、ここを渡って、向こうに行くわけ?
・・・ってことは、公園だよね?
やだよ、僕、行かない。歩かないよ。
 「ルイス、起きなさい!」
やだも〜ん。公園になんて、行かないも〜ん。
 「ルイス!」

 「じゃあ、あっちの通りに行こうか。」
まぁ、あっちなら、木の陰で涼しいけどさ、
朝から暑くって、あんまり歩きたくないんだよね。
体がだるくって、重くって・・・はあっ、疲れちゃうな

(まさに真夏の陽射し!真夏の暑さ!
ルイスは、車でドッグランに出かけて水遊びをするのは大喜び
だけど、強い陽射しをさえぎる木立が少ない西公園を歩くのは
拒否。
交差点の手前で引っくり返って、「行かな〜い」。

ん〜、まったく同じことをする輩が他にもいたなぁ。
ねぇ、カイザー。)
2024.6.19 (水) 
               (アガガ〜ッ!枝にかみつく怪獣君) (よし、ここを通るぞ。)
大きな木の枝の下にもぐりこむ。
む〜ん、向こうが気になるな。 じ〜っ・・・。
よし、この木の下を通って行ってみよう。
 「ちょっと待って、ルイス!」
僕は、ぐんぐん先へ進む。枝の下をくぐって、通り抜ける。
 「待ってってば!」
あれ? ママったら、どうしたの?
なんか大変だった?

原っぱに来た。 急な坂になってる。
草が伸びてて下がよく見えない。
でも、僕はここを下りる。 それっ、ダダダダッ!
 「ルイス、待って!」
うん? ママったら、どうしたの?

(まだ訓練も始めていないし、放すとどこへ飛んで行ってしまうか
わからないので、朝はリードをつけて草地を歩きますが、
ルイスにとってはちょうどいい高さの灌木の下に潜り込み、
どんどん歩いて行ってしまいます。
私は、かがんでも枝にぶつかり、バキッ!痛っ!

そして、雑草が高く伸びた斜面を突然駆け下りるルイス。
リードを持っているわたしは、転がり落ちないように、
リードを手放さないように必死です。
毎朝、いい運動ではありますが・・・。)
2024.6.20 (木) 
              (昔はカエルがたくさんいたけれど、天敵のせいか今は皆無。)
 「出かけるよ〜、ルイス」
ひろちゃん、抱っこで階段を下りるの?
 「うん、その方が早い。」
ママとの時は、1段ずつゆっくり、自分で下りるんだけど、
ひろちゃんは、僕を抱き上げて下りてく。
まぁ、どっちも、階段はちょっと恐いけどね。

抱っこされたまま、外に出る。
うん? こっちを見てる人がいるぞ。僕の方に来るみたい。
 「こんにちは。あっという間に大きくなったわねぇ。」
こんにちは〜。
抱っこのまま、まずは女の人にご挨拶。ペロペロペロッ。
 「あら〜、かわいい。」

今度は、男の人にご挨拶。
この人が差し出した手に頭を乗せて、こんにちは〜。
 「おおっ!」
じゃあ、僕、車で出かけてくるね。 バイバイ。

(甘え上手の、エンジェル・ルイス君の登場です。
仮面をはがしてやりたくもなるけれど、まぁ、これもルイス
ですものね。)
2024.6.21 (金) 
               (カイザーの仲間は、ほんとにみんなルイスにやさしい。)
これ、なんだっけ? 前にも見たことがあるぞ。
小さな四角いものの上に、ひろちゃんが乗った。
 「うわっ、また太った〜!」
どうしたの? 何かあったの?

 「さぁ、ルイス、おいで。抱っこするよ。」
え?なに? 今度は僕がそれに乗るの?
 「それっ!重い〜!」
おしまい? もういい? 

 「ここから、ひろの体重を引くと・・・28,5キロ。
  大きくなった〜。」
  「月末までに30キロいっちゃうかな。」
僕、もっと太った方がいいなら、もっとごはんいっぱい
食べるよ。 僕、たくさん食べるの平気だよ。

(フィラリア・ノミ・ダニの予防薬は毎月1回、30日に
飲むのですが、薬は体重で量が決まります。
前回、薬代のあまりの安さにびっくり!
セント・バーナードは成長が早いので、毎月体重を測定。
「30キロまでは同じ量で大丈夫です。」と病院から
言われていたので、なんとか今月末、30キロ未満を
期待していたのですが・・・あと1週間、どうかなぁ?)
2024.6.22 (土) 
             (この椅子、急に小さくなっちゃったんだ。おかしいよね。)
僕、歩かなくていい。すぐそこで、おしっこだけする。
 「暑くても、少しは歩かなくちゃ。」
ほんとに、いいってば。
 「ウンチもしなくちゃいけないでしょ。ほら、道路を渡って。」
ううっ・・・やだよ〜。暑いから歩きたくないよ〜。

お店から外に出て、急いでおしっこして戻ろうと思ったのに、
ママったら、僕を引っ張って歩かせようとするんだ。
やんなっちゃうな。
大きな木の下でおしっっこをする。
くるりと向きを変えて、お店に戻る。ほんとに、もう、いい。

ふうっ、これからが、また大変。
がんばって1段ずつ階段を上がって、2階に行く。
あ! おやつは食べるよ。 おやつ、ちょうだいね。

(真夏と同じ暑さと、高い湿度の双攻撃でルイスはバテ気味。
2階に上がると、2台のサーキュレーターの真ん前で横になり、
ひたすら眠り続けます。)
2024.6.23 (日) 
               (今週から、訪問訓練を開始します。お利口さんになぁれ。)
まだ雨が降ってる。それも、さっきよりもザーザー強いよね?
僕、体がびしょびしょになるの、やなんだ。
歩きたくない。歩かない。おうちに入る。
 「ウンチしてないのに、いいの?」
うん、いい。 冷たいの、やだ。

玄関に入る。 前足を上げて、タオルでふいてもらう。
 「あれ? 足に血がついてる。どこか怪我したかな。」
え? 別にどこも痛くなんかないよ。
 「う〜ん、別に怪我はしてないみたい。何の血だろ?」

あにゃっ、パパに口を開けられた。あにゃにゃっ。
 「あぁ、犬歯が抜けたんだ。もう1本もぐらぐらしてる。」
うにゃ〜、やめて。 僕、なんともないってば。

雨が降ってると外で遊べないから・・・、
ロープのおもちゃをくわえて・・・ママ、引っ張りっこしよう!

(土曜日は蒸し暑さで歩かず、日曜はどしゃ降りの雨で歩かず。
家の中で引っ張りっこをして、ストレス発散です。

まもなく生後5ヶ月になるルイス。
乳歯から永久歯へ生え変わりが進み、大きな犬歯も
抜けました。
本犬は歯が抜けても気にせず、口にくわえたおもちゃを
ウ〜ウ〜唸りながら思いっきり引っ張ります。)
2024.6.24 (月) 
               (ミディアムショートの毛並み、暑いからちょうどいいね。)
!! 誰かいる。 原っぱの向こう側。
こっちを見てる。 なにしてるんだろ?
ウォン・・・ウォン・・・。
 「ルイス、だいじょうぶ、なんでもないから行こう。」
まだ、そこにいるよ。 用心しなくちゃ。

!! なんか匂う。 うちの車の下。
ふんふん? 誰かが下にもぐってたみたい。
車の回りをぐるっと回って・・・どこにいるんだろう?
 「ルイス、たぶんネコでしょ。いいから行こう。」
だって、気になるんだもん。

!! なに、あの声? 今、変な声がした。
僕の方に来ない?
 「だいじょうぶだってば。鳥が叫んだの。
  さぁ、歩きましょ。」
・・・やだ、戻る。 だって、恐いもん。

(声をかけられると愛想がいいのに、離れた道路を歩く人や、
近づいてくる人を警戒することが出てきて、そんな時は
低い声で「ウォン」。
林の中から聞こえてくる野鳥の叫び声にも、ビクッ。
いろいろと慣れなくちゃいけないことがありますね。)
2024.6.25 (火)
               (朝の散歩は、スタスタ、スタスタ、原っぱを歩きます。)
パパとママがお買い物する間、僕はいつも車で留守番。
ちょっと前までは、運転席ってところに座って外を
眺めてるのが好きだったけど、今は寝て待ってるんだ。
だって、暑くって、毎日すごく暑くて、お店が終わって
帰る頃にはぐったり。
外をきょろきょろする元気なんて、残ってない。
横になって、目をつむって、寝る。

 「お待たせ〜、ルイス、戻ったわよ〜。
  ・・・あ、臭い! おならしてたわね。」
なに、それ。臭いのは僕のせいじゃないと思うけど。
 「ほんとに臭いんだから!」
ひどいな〜。

うちに帰って夕食を食べたら、冷たい床の上でゴロ〜ン。
はあっ、やっと落ち着いた。 これでゆっくり寝られる。
 「ちょっと、ルイス!またおならしたわね。臭いな〜。」
むににっ・・・おやすみなさ〜い。 スピ〜ッ。

(今は、ルイスを車で待たせる時、エアコンをかけっ放しに。
つまり、窓は全部閉めてあります。
買い物から戻ってドアを開けた途端、車内にこもった
強烈な匂いに襲われます。もわもわ〜っ!
ほんと、強烈、くっさい!)
2024.6.26 (水)
                (コテツ君を見習うルイス) (原っぱには虫がいっぱい) 
ん? んんん〜? なんだ、これ?
 「ブ〜ン、ブ〜ン、ブ〜ン!」
僕の目の前を、ブンブン言いながら飛び回ってる。
ちょうど、僕の目の高さのところ。
上・・・右・・・左・・・あっ、後ろに行った。
 「ブ〜ン、ブ〜ン!」

飛んでるけど、鳥じゃないよね。
よ〜し、捕まえてやる。 えいっ、パクッ・・・失敗。
 「ブン、ブ〜ン!」
どこだ? それっ、待てっ!
・・・あれ? いなくなった。 おかしいな。
地面に落ちたのかな? おい、どこに行った?
  「ルー、もういいから行こう。」
やだ、僕、さっきのブンブンを探すんだ。

(正式な名前はわからないけれど、カナブンが羽音を
立てながらルイスの目の前を飛行します。
ルイスは、寄り目になって大きなカナブンを見つめます。
写真、写真、とポケットを探ったら、あ〜っ!
スマホを忘れてる。残念。)
2024.6.27 (木)
         (成犬になると体重はおそらく70キロ超え。今のうちにしつけないと。)
 「お!いたな。 いい顔してるじゃない。」
知らない男の人が近づいてきた。 だ、誰ですか? 
 「よ〜し、よし。」
僕の顎の下をなでてくれるけど・・・ちょっと、恐い。
  「逃げないの。 ルイスの先生よ。」
先生? 先生って、なぁに? 

 「さぁ、おいで。」
なにするの? ”先生”と一緒に歩くの?
ぴったりくっついて歩けばいいんだね? 僕、ちゃんと歩けるよ。
 「そう、そう!」
ね? できるでしょ?
 「すわ〜れ。」
えっと・・・お? しっぽのところを押してもらったら、すぐ座れた。
 「そう、そう! できた、できた。」
うん! 僕、なんでもできちゃうでしょ?

(そろそろ生後5ヶ月、訓練のスタートです。
カイザーまでは、訓練所で数ヶ月間の寄宿生活をしながら、
毎日のように訓練士さんが教えてくれましたが、
ルイスは訪問訓練を1週間に1回の予定です。
だから、家族が正しいやり方を覚えて、ルイスと一緒に
復讐を繰り返していかないと、きっとすぐに忘れてしまいます。
毎日、無理せず、少しずつ、ね。)
2024.6.28 (金)
          (青い実がついた柿の木、ルイスはどこだ?)(どうしても池が気になる。)
原っぱをたくさん歩いた。
あっちこっち、匂いをかぎながら、木の下を通ったり、
背の高い草の中をずんずん進んだり、大きな池を眺めたり。
飛びこんじゃだめかな、って思いながら。
ママがリードを強く引っ張るから、飛びこめないけどね。
飛びこんでバシャバシャしたら、楽しそうなのになぁ。

ふうっ、朝から暑くて、なんか疲れちゃった。
 「ルー、そろそろ戻ろうか?」
うん、そうする。
 「じゃあ、きのうの復習しながら戻ろうね。」
復讐って、なぁに?
・・・あぁ、先生とやったことか。 僕、できるよ。
ママの左側を歩くんでしょ? すぐ横。
 「あら、えらい。ちゃんとできるね。」
へへへっ、先生も僕のこと、たくさんほめてくれたもん。

(訓練の翌日だからか、訓練士さんに教えてもらったことを
しっかり覚えていて、きちんと脚側ができました。
心の中で、「ルーちゃん、すごい! 頭がいいね。」

歩いている途中での「すわ〜れ」は、角度が90度に
なっちゃったけど。
心の中で、「まぁ、1回目だからしかたがない。」)
2024.6.29 (土)
                (仲良しトリオで水遊びをして、ネットと杭を破壊か?)
2階から階段を下りて、外に出る。
1段ずつ、ゆっくり、気をつけて下りる。
 「ルー、ちょっと待って。」
うん? あぁ、向こうから人が歩いてくるんだね。
お店の前で立ち止まって待つ。
  「あら、かわいい!」 「わぁ、ほんと、かわいい!」
こんにちは。 女の人が2人、僕を見てニコニコしてる。
・・・ふうん、僕って、”かわいい”んだ。

歩道を歩く。 大きな木が並んでる通りへ行く。
別な女の人が、やっぱりニコニコしながら僕を見てる。
  「かわいいこと。」
こんにちは。
・・・やっぱり、僕って”かわいい”みたいだ。

今度、ひろちゃんと、きー兄ちゃんにも言ってもらうっと。
「かわいい!」って。

(着実に体重が増え、この日の夕方の測定で30,6s。
とても生後5ヶ月には見えない体格に。
でも、道行く方々からは「かわいい!」の声が。

カイザーは、大人になっても「かわいい」と言われていた
けれど、ルイスはどうかなぁ?)
2024.6.30 (日)
              (声をかけると、ちゃんと戻ってきました。よかった、よかった。)
ママと原っぱを散歩するのって、僕、ちょっと
つまんないんだ。
ひろちゃんだと一緒に思いっきり走ってくれるけど、
ママとだと歩くだけなんだもん。
あ〜あ、ドッグランでやってるみたいに走りたいなぁ。

つまんないから、時々ゴロンと横になって動かなくなって、
ママを困らせてやるんだ。
つまんないよ〜、やだよ〜、僕は行かないよ〜、って。
そうすると、怒られちゃうけどね。

よ〜し、この草の中にゴロ〜ンとしちゃおうっと。
へへへっ、ゴロンゴロ〜ン。
 
 「ルー、少し走る?」
え? いいの?
 「走りたいでしょ? ・・・ほら、行っておいで!」
うわっ、リードをはずしてくれた。 いやっほ〜!
いくぞっ、草の上を、ピョン、ピョ〜ン、ピョピョ〜ン!
ママ、見て〜、僕、速いでしょ?

(ひと頃よりもだいぶ落ち着いてきたし、訓練を1回しただけでも
こちらの言うことを前よりもきくようになっているので、
原っぱで少しリードをはずします。
それはうれしそうな表情で、ウサギのように飛び跳ねるルイス。

帰り道は、またリードをつけて、かるく訓練の復讐を。)