ルートヴィッヒルイス)の日記


    2025.10.16〜10.28



2025.10.28(火)
         (「ルイス、好きだぜ」 うへっ)(宮城県で捕獲されたクマの体重はルイスと同じ)
 「ルイスく〜ん!」
うん? 誰かがこっちに走ってくるぞ。
 「久しぶりだね〜。」
あぁ、ルイちゃんか。 久しぶり?そうだっけ?
もしかしたら、そうなのかな。
 「ルイス君に会えてうれしいよ〜。」
う、うん、そうだね。
でも、僕ね、今、匂いをかぐのに忙しいんだ。
あのさ、そんなにぐるぐる走り回ってたら、目が回るよ。
 「だって、うれしいんだもん。」

さて、ここの匂いかぎはおしまい。
今度は、歩道橋を上がって向こう側に行こうかな。
ルイちゃん、一緒に歩こうよ。
 「うん! ルイス君、先に階段を上がって。」
オッケー。 トントン、ほっほっ、ほい、上に到着。
ルイちゃんが一生懸命上がってくる。 到着〜。

さぁ、向こうに行こう!

(5代目カイザーの時からの友だち、コーギーのルイちゃんが
1年ぶりにカナダから帰国。
ルイちゃんは大喜びでぐるぐる回ってくれているのに、
ルイスは匂いかぎに集中したまま。

でもその後、仲良く2頭並んで散歩しました。)
2025.10.27(月)
          (ひじ掛けに顔がはさまった状態で眠ります。)(クマ、今日もいたってよ。)
くすん、くすん、ひとりは、さびしいよ〜。
2階でひとりぼっちは、いやだよ〜、くすん。
ねぇ、下に行ってもいい? お願いだから。
ここにひとりでいるのは、いやなんだよ〜。

 「ルイス、うるさい! 静かにしなさい。」
・・・だって、だって。
 「だめ! そこにいなさい。」
くすん、くすすん。
意地悪するんだね。
いいよ、わかった。 じゃあ、僕、自分で下りてくから。

トン、トン、階段を下りる。
ひとりはやだ、って、ずっと言ってるのに、パパもママも
怒るだけなんだから。
こんなの、ひどいや。
だから僕は、下に行くんだからね。
僕は悪くない、と思う・・・。

 「ルイス〜! 上に戻って!」

(肌寒くなってきたここ最近、さびしがり屋が加速。
訓練所やペットホテルで過ごしたことも、留守番をした
経験もまったくないルイス。
不安症候群に陥ってますね。)
2025.10.26(日)
             (「ルイス〜」動物病院の先生です。)(訓練、上手だなぁ。)    
ここ、どこだろう? なにやってるのかな?
人が、すご〜くいっぱい。 それに、犬もいっぱい来てる。
いろんな犬がいる。だけど、ドッグランじゃないみたい。
 「おっき〜!」
僕? あ、どうも、こんにちは。
 「さわってもいいですか?」
うん、いいよ。 なでてくれて、ありがと。

むむん? 誰か、向こうで手を振ってる。
知ってる人かな。 行ってみよう。
・・・え? あ・・・訓練の先生だ。
 「ルイス、体がしっかりしてきたなぁ。後ろ足がいい感じだ。」
こ、こんにちは。先生。
あ、あの、もしかして、僕、これからお勉強するのかな。
あんまり、やりたくないんだけど。

うむん? また誰か知ってる人?
あぁ、今度は病院の先生だ。
先生、こんにちは。 あのね、足、全然痛くない。
普通に歩けるから、もう平気。

でも、ほんとに、これからなにするんだろう?

(夜からの雨が小康状態になったので、急ぎ、
動物フェスティバルの会場へ。
訓練実演を見学し、ジャーキーの無料配布のテーブルを
のぞきこんで「かわいい!」といっていただき、
再び雨の降りが強くなってきたので、あわただしく
帰宅しました。)
2025.10.25 (土)  
                     (僕は、クマじゃないからね。間違えないでね。)  
僕、さっきから外に行きたい、って言ってるのに、
ママったら2階に来てくれない。
ずいぶん待った・・・。もう我慢できない。 
こうなったら、階段を下りて下に行くしかない。

こういう時はね、気づかれないように静かに下りるんだ。
1段ずつ、ゆっくり、もう1段、そっと。 
だいじょうぶ、気づいてないね。
そろそろ、下に着く・・・顔を出して・・・あ、お客様だ。
しかたがない、ここに座って待ってよう。

ん? お客様がこっちを見てる。 
動かずに、じっとしてなくちゃ。
 「あれ?!」
  「どうされました?あ!ルイス、下りてきちゃだめでしょ!」
 「いや、しばらく置き物だと思って見てたんだけど、
  今、顔が動いたからびっくりした。」
  「すみません、そろそろ散歩の時間なもので・・・。」
 「あぁ、散歩に行きたいんだ。待っててねぇ。」

はあっ、残念。ばれちゃった。うまくいくと思ったのにな。
また上に戻らなくちゃ。
よいしょ、うんしょ・・・ねぇ、散歩、まだ?

(お昼の散歩を催促するルイス、自主的に階段を下り、
階段の1番下にじっと座っていました。
そこで声も出さずに待っているものだから、目にしたお客様は
”置き物”と勘違いされるようです。)
2025.10.24 (金)
                   (トライアングル・ラブ)    (クマ、いないよね?)
クマ? うん、ちゃんと気をつけてるよ。
川のそばの方には行かないようにしてる。
クマってさ、川の向こう側の山から、朝早くに川を渡って、
こっちに上がってくるんだって。
だから、下の広場には行かないんだ。 
歩くのは、川の上の公園だけ。
それなら、きっと、だいじょうぶ、だよね?

匂いかぎ? あぁ、今はしないよ。
朝、ひろちゃんと公園を歩いた時に、もうかいでるもん。
それに、今は匂いがしないからね。
だから、ほら、普通に歩いてるでしょ?
 「ルイス、いい子だね。」
うん! 僕は、いい子。
 「ちゃんと歩けてるね。」
うん! ママの隣にぴったりついて、ちゃんと歩いてる。
僕は、いい子なんだ。

(「1度、匂いをかぎながらぐるっと公園を1周すると、
2度目はやらないし、歩道橋の向こうでは匂いをかがない」
と、ひろからの情報。
なんとか対処法を考えつつ散歩をしています。

日曜日は”動物フェスティバル”の予定。でも、1日雨予報。
カイザーとルイスの担当訓練士さんの訓練実演を
見に行きたいけれど、中止かなぁ。)
2025.10.23 (木)
            (匂いかぎ〜、匂いかぎ〜、大事な大事な、匂いかぎ〜。)
外に行きたいよ〜。 ねぇ、外に出してよ〜。
 「朝の散歩はちゃんとしてるのに、どうしたのかな。」
ヒュ〜ンヒュン、ピ〜ピ〜、出たいんだってば〜。
 「こんなに鼻を鳴らすってことは、おしっこ?
  それとも、ウンチしたいの?」
・・・外に行きたい。 お願いだから、行こうよ。
 「わかった。 準備するから、ちょっと待ってて。」

よしっ、外に出た。 行くぞ〜。
 「こら、ルイス、いけない! 引っ張らないで。」
ぐいぐい行くぞっ、ぐんぐん行くぞっ。
 「ルイス、待て! すわ〜れ!」
うっ、うっ、せっかく外に出たのに、ママに止められた。
 「どうしてこんなに引っ張るの? だめ!」
だって、あのね、女の子の匂いがするんだよ。
僕、あの匂いをかぐと、どうしても我慢ができないんだ。

(どうやら、発情の最盛期の女の子さんが近所にいるらしく、
青葉通り、西公園へ行く交差点、、そして西公園と、
目の色が変わったような表情で匂いをかぎ回ります。
こういう時は訓練の効果も3分の2は吹き飛んでしまい、
動物の本能との真剣勝負になります。)
2025.10.22 (水)
           (日中はみんなで仲良く。でも夜、コテツ家の米蔵前にクマが。)
いつも歩いてる公園のすぐ近くに、クマがいたんだって。
ひろちゃんと向こうの山を登る時に橋を渡って行くんだけど、
その橋のところみたいだよ。
クマって、僕、会ったことないけど、恐いらしいんだ。
コテツさんが「気をつけろ」って言ってたもん。
もし会っちゃったら、どうすればいいんだろう?
公園歩いてて、だいじょうぶかな。

 「大きいねぇ。もしかしたら、クマを見たっていうの、
  君のことなんじゃない?」
違うよ、僕は”クマ”なんかじゃない。
僕は、セント・バーナードっていう犬だからね。

なんか、すれ違う人達が、僕のこと、ちらちら見てる気がする。
やんなっちゃうな。 僕、悪いことなんてしてないのに。

もしほんとに、クマだと思われたらどうしよう?

(広瀬川に架かる大橋のたもと、自転車・バイクの販売店の
店先にクマが。
夕方の散歩では、ルイスの首輪にピカピカライトをつけることに。
万が一にも、暗がりの中で間違われないように。)
2025.10.21 (火)
           (クマがマンション横の道路で目撃されました。ついに来たか。)
(朝、出勤前)
 「ルイス、行くよ〜、おいで。」
は〜い。 そろそろお店に行く時間だね。
車に乗らなくちゃ。
草の中の匂いかぎをやめて・・・あれれ?
変だな、前足が痛い。 歩こうとすると・・・グキッ。
やっぱり、痛いや。 どうしちゃったんだろう。

 「びっこひいてるじゃないの。急にどうしたの?」
わかんない。 なんか、急に痛くなった。
 「う〜ん、さっきまでなんともなかったのに。
  車に乗れる?」
なんとか、がんばってみる。
よいしょ・・・いたたっ。 うんしょ・・・ふうっ、乗った。

(夕方、病院へ) 
先生、こんにちは。 僕、足が痛いんです。
 「また成長痛かな。 これは、痛い?」
ううん、平気。全然、痛くないよ。
 「曲げても、伸ばしても、痛くないか。
 とりあえず痛み止めの注射を打つから、様子みてね。」
先生、ありがとう。

(朝の散歩は元気に歩き回ったのに、突然、右前足が
ぴょこん、ぴょこん、という歩き方になりました。
夕方になっても状態が変わらないので病院へ。
曲げ伸ばしをしてもまったく平気、足の裏も異常なし。
なんだったんでしょ?

体重は、70キロの大台に突入です。)
2025.10.20 (月)
           (西公園の下を流れる広瀬川の河川敷にクマ、上がって来ない、よね?)
お〜い、コテツさ〜ん、来たよ〜。
 「おうっ、ルイス」
ねぇねぇ、ゴロンして、いつものペロペロチュッチュしよう。
うふふっ、僕、コテツさんとチュッチュするの、だ〜い好き。
 「いいけど、その前にだいじな話をしとく。」
え? 急に、どうしたの?
 
 「あそこの貼り紙、見たか?」
貼り紙? ううん、知らない。
 「ここに、クマが出たんだってさ。」
クマ? ・・・あぁ、前に山から出てきたってやつだよね。
みんなで並んで吠えて、追い払ったんでしょ?
 「違う、あの時のはイノシシ。クマじゃない。」
ふうん。 でもさ、クマってやつが出てきたら、
また僕たちみんなで吠えて、追い払っちゃおうよ。
 「そうはいかない。 クマはな、すごく大きんだからな。
  俺たちじゃ、かなわないんだぞ。」
ふうん、そうなの?
 「そう。 だから、山の方には気をつけないと。」
うん、わかった。

でさ、ねぇ、ペロペロチュッチュは?

(ドッグランの防犯カメラにクマの姿が!
東北各県で市街地に現れてきていますが、街中を歩いていて
襲われるのでは、用心のしようがありませんね。
クマ鈴って、少しは役に立つ?)
2025.10.19 (日)
            (きー君は、お兄ちゃん、コテツ君は先輩、年下ルイスは甘えん坊)
お買い物が終わって、うちに戻ってきた。
僕は、車の中で留守番だったけど。

ねぇ、ママ、このまま散歩に行っちゃおうか?
 「う〜ん、まだ早いなぁ。 1回うちに入ろう。」
僕は、時間が早くても平気。 気にしないよ。
 「もう少し経ってからね。 はい、足を拭くわよ。」
はあっ、残念。

あのね、お店が休みでうちにいる日は、夕方の散歩が
終わったら、ご飯を食べるんだ。
早く散歩に行けば、早くごはんを食べられるでしょ?
だから、散歩に行っちゃおうと思ったのになぁ。

・・・ママ、あの、そろそろ、いいんじゃない?
 「まだ行きません。」

今度は、どうかな。 えっと、お散歩、まだですか?
 「まだ早いけど、薄暗くなってきたから行こうか?」
うん! 行こう!

(早い時間に夕食を食べてしまうと、翌朝お腹が空くだろう
けど、日暮れが早くなってきてるから、早めの夕方の散歩へ。
評定河原という街中の河川敷でクマが5頭も目撃された
というし、用心しなくちゃ。)
2025.10.18 (土)
               (このドッグランにもクマが出没!要注意で遊びましょうね。)
うむん? なんだ?  なんか、変な音がする。
どこからだろう? すぐそばだ。 ・・・ママ?
ママが歩く方から、ずっと音が聞こえてくる。
ほら、ママが進むと、音もついてく。
どうしてかな。 不思議な音。

あ、でも、こうやってずっと音が聞こえてると、
ママから離れちゃっても、音がする方に戻ればいいよね。
僕、いいこと思いついちゃったみたい。

ふふっ、それじゃ、林の中に入ってみようっと。
 「ルイス、奥に行かないで!」
うん、わかってるよ。 すぐに戻るからだいじょうぶ。
ちょっと中に入ろうっと。
   「リンリン、リリン、リン♪」
音が聞こえてくる。
   「リリリン、リン♪」

む? ママが見えなくなった。離れちゃったかな。
耳をすませると・・・「リン、リン♪」 「ルイス!」
あっちだ! 今、行くよ〜!

(仙台市内の中心部の河川敷や、住宅地近くでも、
クマの目撃情報が毎日のように。
散歩バッグにクマよけの鈴をつけました。

我が家の周囲の柿・クルミ・ドングリ・ユズ、今年は
すべて不作です。実をつけていません。
クマは山で食べるものがないのでしょうね。)
2025.10.17 (金)
       (君、まだお迎えが来ないの?)(ペットショップの子犬ちゃん、家族が決まるといいね。)
ママと公園へ行く。 大きな交差点を渡る。
前はね、このへんで会ったんだよ、ひろちゃんと。
今日もいるかもしれない。
僕がちょうどここに来たら、そっちの道から突然近づいてきた。
きょろきょろ・・・いない。 まだ、来てないのかな。

あ! こっちに歩いてくる人がいる。 ひろちゃんじゃない?
 「ルイス、違う。」
僕、そばに行って確かめる。
 「違うんだってば、ルイス。」
う〜ん、おかしいなぁ。

しかたがない。 公園の中を歩いて待ってみよう。
匂いかぎをしなくちゃいけないし。
草の上を、ふんふん? 木の根元を、ふこふこ?

あ! あの人、そうじゃない? あそこに立ってる人。
 「違う。 だめ、ルイス。」
行ってみなくちゃわかんないよ。
 「ルイス〜!」

(青葉通りや西公園をわたしと歩いている時、探しに来た
ひろと何度か会った経験があるルイス。
歩いているうちに、きっとひろちゃんと会える、と思いこみ、
似たような背丈、似たような服装の人を見かけると
テンションが上がります。
頼むから、ゆっくり歩いておくれ〜。)
2025.10.16 (木)
             (昔、「ここでクマを見た」という噂が。たぶん、それ、うちの子。)
散歩に行く前に、レインコートを着る。
これ、バナ子おばちゃんのおさがりなんだって。
僕、女の子に見えちゃわないかな。
コートの上からハーネスをつけて、首輪をして、準備完了。
じゃ、いってきます!

公園を歩く。 他には誰もいない。
ぐる〜っと公園を回るように歩いたら・・・、
ねぇ、ママ、向こうに行こうよ。
 「歩道橋の向こう側?」
うん、そう。 ひろちゃんとだと、いつも行ってるよ。
 「雨が降ってる時は、行きたくないんだけどなぁ。」
雨が降ってたって平気だよ。 さぁ、行こう!
階段を上がる。 トントントン。
一番上のまっすぐのところを歩いたら、今度は階段を下りる。
トットットッ。

さぁ、到着。 このまま進んで行くと・・・やっぱり、あった!
大きな水たまりだ〜。 あっちにも、こっちにも、水たまり。
 「だから、こっちに来るのはいやだったの。
  中に入らないでよ。」
え? どうして? こんなに大きな水たまりがあるのに。

(市民会館側の西公園は水はけが悪いようで、雨が降ると
一面の水たまりになります。
飛びこみジャンプは絶対に阻止。入っちゃ、だめ!)