ルートヴィッヒルイス)の日記


    2025.3.16〜3.31
2025.3.31 (月)
            (毛が長いラフコートではないけれど、この時期は冬毛が結構抜けます。)
お? お! ふむむっ? むむんっ。
なんか、今日は足の調子がいいみたい。
走れるかもしれない。 山登りも、できるかもしれない。
やってみよう!

山の上り坂を上がって行く。 
・・・だいじょうぶだ、痛くない。 ふふっ、いい感じ。
それじゃあ、ちょっと走ってみようかな。
それっ・・・いい感じ。 走れる!

 「あれ? ルイス君が走ってるよ。」
いやっほ〜、お〜い、みんな〜、遊ぼう!

(前足の痛みが、これで引いてくれるといいのですが。
痛みで声を上げることもほとんどなくなってきています。
また、いずれ骨が伸びる時に痛みは出てくるのでしょうが、
とりあえず今回は収束、かな?)

< 都合により、来週前半まで日記は休みます。 >
2025.3.30 (日)
           (「ルイス君、あそぼうよ!」 今、休んでるの。)(今日は、この枝にしようっと。)
ええっ!? なに、これ? いったい、どうしたの?
大きな、大きな、ものすご〜くおっきな木が、ド〜ンと倒れてる。
端から端まで、道をすっかり通せんぼしちゃってるよ。
 「この前の強い風で倒れたのね。ルイス、またげる?」
え? そんなの、絶対に無理。
だって、この木、すごく大きいんだもん。足が上がらない。
どうしよう、向こうに行けないよ〜。
 「道の端っこに行ってみたら? なんとか通れない?」
ここ? ここもいろんな枝が落ちてる。 僕、無理だよ。
 「そう・・・じゃ、しょうがない。先に向こうに行ってるわね。」
え? え? ママったら、木をまたいで自分だけで
向こう側に行ちゃった。
どんどん歩いてく。

どうしたらいいの? 置いてかれるのは、いやだ。
こうなったら、思い切ってこの木を飛び越えるしかない。
よしっ、いくぞっ。 えいっ!
・・・できた! ママ、待ってよ〜。

(先日の強風で木が倒れていないか、日曜日に林の中を点検。
案の定、大きな枝が落ちてる、落ちてる。竹も倒れてる。
枝を向こうへ投げながら、竹を起こしながら奥へ進んで行くと、
うわ〜っ! これはすごい。
かなりの大木が根元からド〜ン!道を完全にふさいでいます。
助走ができない状況で、ルイスは、ウロウロ、オロオロ。

こういう場合は強制措置。 わたしだけ先に進んで行くと、
必死になって大木を乗り越えて追いかけてきました。)

< 4月2日(水)〜8日(火) そごう横浜店の8階・催事場で
  開催の”宮城県の物産と観光展”に出店します。
  コーヒー豆とドリップバッグ各種、べーちゃんロゴの
  キャニスターとクッキーを販売します。
    物産展だけのお買得セットもご用意!
     ぜひ、足をお運びください。 >
2025.3.29 (土)
                 (ルパンちゃんと僕)              (コテツさんと僕)
(夕方) ・・・あれ? ここ、どこだろう?
・・・あぁ、そうだ。 お出かけから戻ってきて、疲れちゃって、
僕、そのまま車の中で寝てたんだ。
はあっ、よく寝たなぁ。

うん? ドアが開いた。
 「ルイス、目が覚めた? 散歩に行こうね。下りられる?」
えっと、どうかな。 やってみるけど・・・。
うんしょ・・・ひっ、痛い!
やっぱり足が痛くてだめ。 お散歩、行かない。車にいる。

(夜) ただいま〜。
おうちに着いたら、さすがに車から下りるしかないよね。
少しずつ、這って行って、ズルルンッ。
うまくいった。 下りられた。

どれ、歩こうかな。 行こう、ママ。
 「え? どこまで行くの? もう暗いのに。」
ちょっと、原っぱまで。

よしっ、ここにしよう。 背中を丸めて・・・ふんむっ!

(歩くのに支障はないようなのですが、立ち上がる時や
車や階段から下りる時など。前足に力がかかると悲鳴を
上げます。

帰宅してから、暗がりの草の上で予想外のウンチ。
あわててウンチ取り袋と懐中電灯を取りに戻りました。)
2025.3.28 (金)
          (汚れ防止に座席のカバーを買ったけれど、小さかった。)(ルパンちゃん、チュッ)
(朝) ひ〜ん、痛いよ〜。 ミミ〜ッ、ピピ〜ッ。
前足が痛くて立ち上がれないよ〜。 たすけて〜。
 「あらら、やっと後ろ足の痛みが収まったと思ったら、
  今度は前足にきちゃった?」
ひ〜っ、立つ時、すごく痛い。 ピ〜ッ。
足に力を入れると、もうだめ。 う〜っ。

 「ルイス、がんばって車に乗ろうね。
  乗らないとお店に行けないから。」
う、うん・・・前足を上げて、乗りこむ・・・ピピ〜ッ!
痛いよ、痛いよ〜。 ひ〜ん。

僕、痛いの我慢して、ズリズリっと這うようにして乗った。
くすん、くすん。 とっても痛かった。

(夜) 痛くて眠れない。 え〜ん、え〜ん。
どうしたらいいの? くすすん、すん。

(足の骨が伸びる時、前足と後ろ足が同時にではなく、
交互に成長します。
今回は、まず後ろ足が伸びてきて、ようやく落ち着いたら、
前にきました。
ドッグランで走らなかったのも、前足が痛かったのね。

すでにカイザーの背丈を超えています。)
2025.3.27 (木)
            (きー君は4月から幼稚園の年中さん、ルイスは4月1日で1才2ヶ月)
ふい〜っ、今日は暑いな〜。
お日様がまぶしいし、ちょっと歩いただけで、
のどがかわいちゃう。

でも、公園には水を飲めるところがあるから、そこに行けば
だいじょうぶ。
芝生の上を横切って、まっすぐ水飲み場を目指して・・・。

あ! 先に男の人が着いちゃった。
おじさんも、のどがかわいたんだね。 
手に水をためて、ゴクゴク飲んでる。
 「ルイス、ちょっと離れて待ってようね。」
うん・・・早く飲みたいな。 まだかな。

飲み終わった、かな?
・・・あれれ、また飲み始めた。
う〜む、遅いなぁ。 僕、ずっと待ってるのに。
 「ルイス、待ってなさい。」
・・・・・・・・・遅い。 お水、飲みたい。
 「だめよ、ルイス。」

や〜っと、終わったみたい。
急げ〜っ、のどかわいた〜っ!

(気温が上昇し、西公園に入った途端、ルイスは水飲み場に
向かってグイグイと引っ張りますが、タッチの差で先客あり。

少し離れたところで待っていたのですが、しびれを切らした
ルイスが、かるく「ウ〜ッ」と声を出して交替要請。
でも相手の方には聞こえなかったようで、もうしばらく
待ちました。) 
2025.3.2 6(水)
               (お山でのんびりって、いいなぁ。) (こちらは牧場です。)
 「いやっほ〜!」 「そ〜れっ!」 「まてまて〜!」
   ドドドドッ、ダダダダッ、ピュ〜ッ!

みんな、走るのが速いね。 すごいなぁ。
あっという間に、目の前を通り過ぎてく。
 「ルイス君、一緒に走ろう!」 「おいでよ。」
ううん、僕は、ここでみんなが走るのを見てる。
だって、速すぎて、きっと追いつけないもん。
 「こんなに楽しいのに、もったいなぁ。」

  ピュ〜ッ! ヒュ〜ン!
うわっ、風みたいに走ってる。
僕、絶対にあんな風に走れないと思う。
それに、走るとすぐに疲れちゃうし。

みんな、がんばれ〜。

(猛烈なスピードで山を駆け回る、ドッグランの仲間たち。
ルイスは、のんびりと見学です。
の〜んびり、が一番ね。)
2025.3.25 (火)
              (西公園。 ヨーキーのはなちゃんのパパに撮っていただきました。)
ブシュン! なんか、変だな。
プシャン! まただ。 おかしいな。
外を歩いてるとね、くしゃみが出てしょうがない。
あ・・・またくる・・・ブシャン! ほらね。
ふうっ。 なんだろね。

うむん? 誰かが、僕を見ている気がする。 
木の向こうから・・・誰だろう? こっちに来るみたい。
 「ルイス君、こんにちは。」
あぁ、はなちゃんのパパだ。 こんにちは〜・

パパさん、今日は大きなメガネしてるんですね。
 「花粉だけじゃなくて、黄砂もひどいから。」
”こうさ”って、なぁに? 目が痛くなるの?
僕はね、ここんとこ、くしゃみが出るんだよ。
メガネかけたら、くしゃみ、止まる?

(青葉通りを歩いていると、ルイスがクシャン!。
西公園に行くと、連続のくしゃみ。
鼻の中に花粉や黄砂が入りこむのかな。
車には細かい黄砂がびっしり。つらいですねぇ。)
2025.3.24 (月)
              (実写版ハイジ→アルプスの白ヤギ・ユキちゃんと、細身のヨーゼフ)
タンタカタ〜ン! ルンルンル〜ン!
今日は、牧場に来てま〜す!
とっても広くって、気持ちがいいな。

牧場って、いろんな動物がいるんだよ。
馬さんに、ニワトリさんに、ヤギさんも。
ニワトリさんはね、ちょっと恐いんだ。
僕よりずっと小さいけど、強そうな気がするから。
馬さん、こんにちは。 久しぶりだね。 元気だった?
僕よりすっと大きいけど、やさしそうだよね。

そして・・・ヤギさん、かわいいな。こんにちは。 
僕はルイス。 君の名前は?
 「・・・・・・・・・。」
ねぇ、お名前、教えてよ。
 「・・・ユキ」
ユキちゃん、名前もかわいいね。
一緒に遊ばない?
 「・・・・・・・・・。」
どうして知らんぷりするの? 僕、意地悪なんかしないよ。
遊ぼうよ〜。
 「あなた、きらい。あっち行って。」
え? ・・・そんなぁ。

(幼稚園は春休み。きー君の幼稚園のお友だちと牧場へ。
白ヤギのユキちゃんが気に入ったルイスはラブコール。
でも、あっさりふられてしまい、残念。)
2025.3.23 (日)
                 (林の中の道を散策) (仙台は今、梅が満開です。)
お散歩、終了。 ただいま〜。
さぁて、おうちに入って朝ごはん!
 「ちょっと待って。 その前に・・・。」
ママが散歩のバッグの中に手を入れた。
・・・あ〜、やっぱりそうだ。 ブラッシング。

僕、これ、あんまり好きじゃないんだよね。
耳の後ろは別だよ。 ここは、とっても気持ちがいいから。
目を閉じて・・・はあっ、ほわ〜っとして、気持ちいいなぁ。

でもね、ブラシがだんだん後ろの方に動いてく。
背中・・・お腹・・・脇腹・・・お尻・・・ほら、しっぽに来た。
しっぽは、やだよ〜。 もう、おしまいでいいんじゃない?
 「後ろ足が痛くてしばらくブラッシングできなかったでしょ。
  だから、抜け毛が多いの。 動かないで!」
もういいってば〜。 早くごはん食べたい!

(後ろ足の汎骨炎が長びき、ブラッシングは前半身だけ。
後ろはさわるだけで悲鳴を上げるので、とても無理。
数日前から、ようやく全身にブラシをかけられるように。

久しぶりの後ろ半身は、きりがないくらい毛が抜けます。
特に、しっぽの長い毛! ルイス、我慢せよ。)
2025.3.22 (土)
             (ルパンちゃん、お水、飲めてるかな?)(車の中の兄弟の定位置)
散歩に行ってきます!
いつもの公園に向かって歩く。
大きな”交差点”というところに来たら、座って待つ。
車がいっぱい走ってて危ないからね。
公園の方に歩いて行けるようになるまで待つんだ。

 「ルイス、今日はまっすぐ行かないで、右に曲がりましょ。」
え? どうして?
 「人が多くなってきてるから、そっちに行くのはやめとくの。
  歩道橋を上がって、向こう側の公園に行こうね。」
え? 道が違うよ。そこは帰る時に通る道だよ。
行く時は、いつも交差点を歩いて、まっすぐ行くんだよ。
 「だから、今日はいつもと反対にぐるっと歩いてくの。」
そんなの、だめだよ。 行く時は、こっち! まっすぐ。
ほら、車が止まった。 行こうよ。

(花見の準備が整い、いつもよりも人が多くなってきた西公園。
屋台などがない歩道橋の向こう側へ行こうとしたけれど、
散歩のルートを変更するのはだめ!と頑として動ないルイス。
めんどくさいなぁ。)
2025.3.21 (金)
                (枝、取った!) (仲間と匂いを嗅ぎ合ってごあいさつ))
 <うるさくて迷惑な犬>
ウワン!ウワワン! 来い!勝負だ!
負けないぞ。 ワワワン!
 「ルイス、うるさい!」
今はそれどころじゃない。 大事なところなんだ。
ワワン! ウワワン!
 「こら、うるさい! 吠えるんじゃない!」
勝負の時にそんなこと言ってられないよ。
ワワワン!やるか!

 <甘ったれで困った犬>
 「はい、下りて。」
ぼく〜、自分じゃ下りられないよ〜。
 「なにやってるの。早く車から下りなさい。」
だって〜、恐いんだもん。ひろちゃん、抱っこして〜。
 「抱っこなんて無理だからね。早くしなさい。」
やだよ〜。下りられな〜い。

(室内でひろと遊ぶ時は、うるさいったらありゃしない。
吠えまくって自己主張。
外に出れば引っこみがちなのに、内弁慶の典型かな。

そして、ひろが一番甘やかしてくれるのを知っていて、
パピー時代のように抱っこを要求。
61,5キロもあるのにね。)
2025.3.20 (木)
            (なにしてるの? 「穴、掘ってるの。」)(それ、ちょうだい。「だめ!」)
きー兄ちゃん、その枝ちょうだい。 僕、ほしい。
 「だめ! これは、僕のだよ。」
ねぇ、ほしいよ〜。 ねぇ、ちょうだいってば〜。
 「だめ! あっち行って。」
兄ちゃんのいじわる〜。

はぁっ、はぁっ、なんか、今日は暑いなぁ。
木の陰で伏せようっと。
 「暑いね、ルイス。 家の中に入ろうか。」
ううん、ここにいる。 だって、兄ちゃんが外にいるもん。
あ! きー兄ちゃん、どこに行くの? 僕も行く!

はあっ、はあっ・・・。
 「ほら、ルイス、暑いんだから中に入ろう。」
僕、ここにいる。
 「中でおやつ食べよう。おやつ!」
え? ええっと・・・う〜ん・・・どうしようかな。
やっぱり、兄ちゃんと一緒に外にいる。

(陽当たりがいい場所では暑いくらい。
それでも、お兄ちゃんと一緒にいたいルイスは、
ひたすら後を追いかけていました。)
2025.3.19 (水)
            (ドッグランの仲よしトリオ) (西公園でそれぞれ枝を持つ、仲よしコンビ)
原っぱを歩く。 風が吹いて、回りの木が声を上げてる。
「カチカチカチッ、ギギギ〜ッ」 ・・・だいじょうぶ、かな。
「ザワザワッ、ザザ〜ッ」 ・・・ちょっと、こわいな。
立ち止まって、木を見上げる。
僕になにもしない、よね?

むん? あれは・・・他の犬の声だ。
どこで吠えてるんだろう? ほら、ずっと吠えてる。
どこにいるんだろう? まだ吠えてる。
 「ルイス、ずっと離れたところだから、こっちには来ないわよ。」
う、ん・・・でもね、吠え続けてる。 何か、あったのかな。

あ! 鳥だ。鳥が地面に下りてきた。
 「ルイス、近づかないの!」
でも、気になるんだもん。 なにしてるんだろう?
・・・あ、飛んでっちゃった。
近づいて、確かめたかったのにな。

(静けさの中の朝の散歩、ルイスは、ちょっとした周囲の音や
動きに敏感です。
どこかから犬が吠える声が響いてくると、緊張してじっと
聞いています。

そんなルイスの様子を見ていると、ルイスの心の声が
聞こえてくるようです。)

< 20日(祝)は、定休日です。 >
2025.3.18 (火)
         (西公園は今週末から花見かな。) (「ルイス君、大好きよ」 うふん、僕も。)   
この頃ね、公園に行くと今までよりも忙しいんだ。
ほら、見て。 あちこちに長い棒が並んでるでしょ。
公園中に、ずら〜っと。
こんなの、前にはなかった。
これを確かめながら歩かなくちゃいけない。
でも、「ここにおしっこしちゃだめ」ってママに言われてるから、
匂いをかぐだけ。 
ふんふん? いったい、なんだろうねぇ。

しかもさ、これだけじゃない。
公園の中に車が何台も止まってるし、小さなおうちみたいなのも
たくさん並んでる。 テント、って言うんだってさ。
全部匂いをチェックするなんて、とてもできないや。

う〜んと・・・もういいや。 今日はここまでにしようっと。
ママ、歩道橋の階段を上がろうよ。

(お花見会場の準備が着々と進んでいる西公園。
灯りを取り付ける支柱にキッチンカー、本部テントに屋台のテント、
そして有料の桟敷。
そろそろ、散歩コース変更の時期ですね。)
2025.3.17 (月)
              (西公園で、カイザーの時からのお友だち、ハナちゃんと。)     
うん? うむむん? この匂いは・・・。
2階にいても、僕にはわかる。 ひろちゃんに違いない!

でも、声が聞こえてこないし、僕のところに来ない。
おかしいな。 絶対に、ひろちゃんのはずなんだけど。
どうしたんだろう?
ねぇ、ひろちゃん、いるんでしょ?

 「あれ? なぁんだ。 気づいてたの?」
当たり前だよ〜。来たなら来たって、言ってくれればいいのに。
お出かけするんでしょ? 僕は、いつでもだいじょうぶだよ。
すぐに出発する? 階段、下りてくね。
 「下りて来ないで! 出かけないから戻りなさい。」
え? どうして?

ひろちゃんったら、いったい何やってるんだろう?
あれっきり、僕のところに来ない。
僕、ず〜っと、ず〜っと、待ってるのに。
くすん、くすすん・・・。

(朝一番で、ひろが荷物を置きに店に立ち寄りました。
ルイスに気づかれないように、と声を出さずにいたけれど、
匂いで発覚。
ひろはすぐにいなくなったのに、その後、お昼の散歩に
行くまで、2階の階段の踊り場で、ミーミー、ピーピーと
悲しそうにずっと鳴き続けていました。)
2025.3.16 (日)
           (枝かじりは大切な儀式)(「ここ、なにやってるとこ?」 コテ家のハウス)     
朝の散歩、少し雨が降ってる。
でも、体が濡れるほどじゃないから、
原っぱの草の上に伏せて、いつも通りに枝かじりをする。
カジカジ、アグアグ、カジッ。
こうしてると気持ちが落ち着いて、しあわせなんだ。
 「ルイス、うちに戻ろうか。」
え? だって、まだそんなに歩いてないよ。
 「枝かじりばっかりして、動かないでしょ。
  歩かないんだったら戻るわよ。」
あ・・・ママったら、僕を置いて歩き出しちゃった。 
でも、きっと、途中で立ち止まる、よね?

あれ? あれれ? 立ち止まらない。
どんどん、歩いて行っちゃう。
ど、どうしよう。

あ! ママが見えなくなった。
やだ、ひとりはいやだ。 追いかけなくちゃ。
ママ、どこ? 待って〜。

(枯草に囲まれた秘密基地に向かうと、すぐに枝かじり。
歩こうとしないので、強制措置を取ることに。

枝かじりを続けるルイスを置いて、スタスタと離れて、
大木の陰に隠れます。
見つからないように様子をうかがうと、不安げに
こちらの方を見ています。
立ち上がった・・・こっちに歩いてくる。
はい、いい子だね〜。)