カイザーの日記
  

    2022.1.16〜2022.1.31




 2022.1.16 (日)
            (えいっ、ふぐぐっ・・・なかなか取れないや。) (行くぞっ!)
ふうん・・・そっか、今日は来ないんだね。
電話がかかってこない。 ひろちゃんの声が響いてこない。
それに、僕のアンテナがピコピコ動かない。
・・・わかったよ 今日は静かにしてる。
退屈だけど、しかたがないや。

お! パパとママの食事の時間だね。
どれ、じゃあ、僕は外に出て用を足して、おやつをもらおうかな。
パパ、外に行こう。
 「え? 朝食でもおやつ食べる気?」
今さら、なに言ってんのさ。
パパとママの食事の前に、僕はおやつを食べるって決まりだよ。
ジャーキー、大好きなビーフジャーキー、食べようっと。

お! そろそろ、パパとママが食べ終わりそうだ。
どれ、じゃあ、僕はデザートのヨーグルトをもらおうかな。
立ち上がって、いつもの場所で座って待つ。 僕、いい子でしょ?
 「まぁ、なんというか、たいしたもんだ。」
ふふっ、でしょ? さて、ヨーグルト、いただきま〜す!

(この日は訪問者はなく、カイザーはおとなしく過ごしました。
でも、家にいると、おやつやデザートの要求はいつも以上。
私たちの朝食の前にいそいそと外へ出て用を足し、1日の最後の
用足しの時と同じようにジャーキーをもらうつもり。

そして、私たちが食べ終わりそうな気配を察知し、ヨーグルトの
残りを催促。お口は、すでにペロペロと動いています。
かわいいもんだから、ついあげちゃうんですよね。) 
 2022.1.17 (月)
               (友だち大好きカイザー君、公園で誰かに会えるといいね。)
どういうこと? 今日も会いに来ないってさ。
きのうは僕、我慢してた。
お店がお休みでうちでのんびりする日だったし、ひろちゃんもゆっくり
したいんだろうっな、って思ったんだ。
そういう日が、1日くらいはあってもいいと思うよ。

でも、続けて来ないって、どういうことなんだろうね。
僕のことなんか、考えてないのかな。
僕、2階でず〜っとひとりぼっちなんだよ。
・・・え? 恐竜がいるじゃないかって?
あぁ、忘れてた、あいつのこと。 そういえば、いたね、恐竜。
なんか、今は恐竜の相手をする気分になれないや。

はあっ・・・ふうっ・・・。つまんないの。
なんにもする気にならない。
僕は、ひとりぼっちだ。

(2日間”も”ひろに会わないと、落ちこんでしまうカイザー君。
がんばれ、カイザー。 きっと、すぐに会えるからね。

さて、”カイザーの日記”は、都合によりしばらくお休みします。
来週の水曜日から再開の予定です。
毎日の日記を楽しみにしてくださってるみなさん、
ごめんなさい。)
 2022.1.18 (火)
             (カイザーは、きー君の踏み台になり、椅子にもなります。)
うぐっ・・・うむっ・・・これは、さすがに痛い。
く、苦しい。 でも、動くわけにはいかないな。
だって、きー君が僕の頭の上に乗って立ってるんだから。
ううっ、きー君、まぁだ?
 「ぶ〜ん、ぶ〜ん(カイちゃん、じっとしてて)
   ぶむむっ(ぼく、とどかないの)」
やれやれ、きー君は僕の体を踏み台にするんだ。
じっとしてるけどさ、僕だって頭はつらいんだからね。

ひろちゃんが、おうちに泊まるんだって。
そりゃ、うれしいよ、すごく。 でもね・・・。
  「うんむ〜っ!(そ〜れっ、これにつかまって)
    むむん!(たつぞ、えいっ!)」
あ〜っ、きー君ってば、つかまってるのは僕の耳。 
い、痛い・・・我慢するしかないな。
ここで僕が動いたら、きー君がころんじゃうから。
  「ぶぶ〜ん!(たったぞ〜)」
はあっ・・・よかったね。

 「はっ、はっ、はっ・・・ぶぶん?(しょうがいぶつ、はっけん)」
なんか、いやな予感がする。
きー君がハイハイで近づいてきて、僕の横で止まってる。
脇を通れるよね? そっちを通って行くよね?
 「ばむ〜っ!(さくせん、かいし!)
   はっ、ばむっ、はっ(えいっ、それっ、のぼるぞ)」
・・・やっぱり。 いつも、そうなんだから。
僕の体をわざわざのぼって、そして、すべり台みたいに頭から
すべって下りるんだ。
はあっ・・・僕は、じっと我慢するしかない。

(ひろとずっと一緒にいられるのはうれしいけれど、いいこと
ばかりじゃないカイザー君。
ちびっこギャングにされるがまま、ひたすら我慢、要・忍耐。)
 2022.1.19 (水)
              (「ぶむ、ぶむ<カイちゃん、よしよし>」 ・・・・・。)
きー君が、食事の後のデザートにヨーグルトを食べてる。
いいなぁ、僕も食べたいなぁ。
僕、ヨーグルト大好きなんだけど、お店が休みでうちにいる時しか
食べさせてもらえない。
きー君は、もしかして毎日食べてるんじゃないかな。 いいなぁ。
それにさ、リンゴの匂いもする。 絶対に、リンゴもある。
僕、リンゴも好きなのに。
こういうのを、”不公平”って言うらしいよ。

ねぇねぇ、きー君が食べ終わったら、それ、なめさせてくれる?
 「わかったから、伏せて待ってなさい。」
約束だからね、ひろちゃん。 まだかな、まだかな・・・。
お! きー君、もういいの? やっと僕の番だ。
座って待ってようっと。
 「あっ、カイちゃん、ごめん。 全部、洗っちゃった。」
え・・・・・?

(ひろが離乳食の用意を始めると、ウロウロと落ち着かないカイザー。
狙っているのはデザートのヨーグルトと、すりおろしリンゴ。
最後になめさせてもらうのを楽しみに辛抱強く待っていたのに、
あら残念、片づけたひろがきれいに洗ってしまいました。)
 2022.1.20 (木)
               (体が大きなカイザーは、いつも伏せてみんなの仲間入り。)
うっほ〜い! 今日は公園に友だちがたくさんいるぞ〜。
お〜い、みんな〜、久しぶりだね。 元気だった?
この頃、公園に来てもあんまり友だちに会わなくてさ、
みんなどうしてるのかなぁ、って思ってた。

雪が積もったから散歩に来てなかったの?
ええっ? 雪が積もったら、たくさん遊べてうれしいのに。
雪を前足で掘ると、すごく楽しいよ。 今度やってごらんよ。

毎日、雪が降るから、寒くてあんまり外に出なかったの?
そっかぁ、僕は寒いの平気だけど、君たちは毛の量が少ないもんね。
でも、小さい犬さんたちは洋服を持ってるじゃない。
きー君みたいにいっぱい洋服を来て、あったかくすればいいのに。
今度、雪の中で一緒に遊ぼうよ。

道や公園が凍って、ツルツルになって危ないから?
うん、僕もたまに、歩いててツルッとすべることがあるよ。
うちのママなんか、何回もころんでる。
だから、ママはゆっくりしか歩かない。
僕は、ママが歩くのに合わせてあげなくちゃいけないんだ。
君たちも、すべらないように気をつけてね。

でも、今日はひろちゃんと一緒だから、僕、走れるよ。
ねぇ、遊ぼう!

(いくぶん寒さがやわらいだこの日、夕方の西公園は
カイザーのお友だちの小型犬さんがいっぱい。
次々とやって来る仲間にあいさつをして、新しい友だちもできて、
カイザーは満足して帰ってきました。)
 2022.1.21 (金)
               (「ぶーみっ?<カイちゃん、どうしてにげるの?>」)
ひろちゃん、きー君の食事の用意をするんでしょ?
いいなぁ。 きー君、いろんなもの食べるんだよね。
 「カイちゃん、あなたはもう食べたでしょ。」
そりゃ食べたけどさ、デザートはなかったよ。
僕は、食べ終わったら歯磨きガムだけだもん。

きー君は・・・ほら、やっぱりそうだ。ヨーグルトがちゃんとある。
食事の後に必ずデザートがあるんだもんね。
いいなぁ、うらやましいなぁ。 僕だって、食べたいよ。
 「・・・しょうがないなぁ。 わかったから。」
えっと、つまり・・・ヨーグルトを食べさせてくれるってこと?

うお〜っ、僕のヨーグルトだ! ひろちゃん、ありがとう。
いただきま〜す!

(この日はカイザーの粘り勝ち。
台所に立つひろのすぐそばをうろつき、食器をのそきこんで
ヨーグルト欲しさをアピール。
念願かなってデザートを食べると、満足してすぐに眠りに
つきました。 よかったねぇ。)
 2022.1.22 (土)
              (この足跡は? ・・・だめだ、誰のかわかんないや。)
うふふっ、あのね、今ドッグランに来てるんだ。
しかも、きー君は車の中でお昼寝中。
だから、僕はきー君のお世話をしなくていいし、ひろちゃんも
僕と一緒に走ってくれる。
うふふっ、むふふんっ。

きー君は大好きだよ。 僕、いつもちゃんとお世話してる。
毛をグイッと引っ張られれても、耳をつかんで引っ張られても、
頭の上に立たれても、体をすべり台にされても、いつもじっと我
慢してるよ。
この間ね、きー君がなにか悪いことをしたらしくて、ひろちゃんに
怒られたんだ。
そしたら、きー君、いったいどうしたと思う? 
こっちを向いて、僕の頭を泣きながらたたいた!
 「ぶーっ! ぶみっ!(かいちゃんのばか!」って言いながら。
それも、何度もだよ。 
でもね、こういう時も僕は怒っちゃいけないから、じ〜っとしてた。
目をつむって、動かないで、ただじ〜っと、ね。

こういうことが続くと、”ストレスがたまる”ってことになるらしい。
だから、ひろちゃんは僕をドッグランに連れてきてくれるんだ。
さぁて、今度はなにして遊ぼうかな。

 「ぶ〜ん、あいあい! (か〜いちゃん、あ〜そぼ!)」
え? ・・・きー君、起きちゃったの?

(ドッグランで思いっ切り自由に遊んでいたのに、きー君が
昼寝からお目覚め。
すぐそばにやって来たきー君を見て、カイザーは思わず感情が
顔に出てしまったようで、そばにいたみなさんに笑われました。
お兄ちゃんは、大変です。)
 2022.1.23 (日)
                       (僕の枝だ〜! くわえて走るぞ〜!)
今日は、ずっとおうちにいる。 僕とママのふたりっきり。
とっても静かだ。 こういう日も、いいな。
聞こえてくるのは、鳥の声だけ。 ゆっくり寝られそうだ。
なんだか疲れてるから、ゆっくり眠ろうっと。
スピ〜ッ、スピピ〜ッ・・・。

うん? ママがごはんを食べ終わった気配がした。
ヨーグルトの時間だから起きなくちゃ。 よっこらしょ。
 「カイザーったら、ぐっすり寝てたのに、こういうのはわかるのね。」
うん、だって、とっても大事なことだもん。自然と目が覚めるんだ。
 「でもね、今朝はヨーグルトを食べてないの。」
え? 僕のヨーグルトは?
 「だから、ないわよ。」
ええっ、せっかく起きてきたのに・・・。 
しょうがないや。 また寝ようっと。

グ〜ッ、スピラ〜ッ・・・むににっ。
 「カイちゃん、寝てるとこ悪いけど、そこ掃除するからどいて。」
ググ〜ッ、グ〜ッ・・・むにゃっ。
 「ねぇ、カイザーってば。」
ふうっ・・・スピ〜ッ。

(静かな休日を過ごしました。
部屋の隅で寝息を立てていても、わたしが食器を片づけようと
立ち上がると、パッと目を覚ましてかけつけてくるカイザー。

それなのに、寝ている真横で掃除機を動かしても起きません。
どいてもらおうと体を押しても、揺り動かしても、動きません。
きっと、わかってて起きないんだ・・・。)
 2022.1.24 (月)
              (西公園で、次々と友だちが増えるカイザーです。)
ただいま〜! 楽しかった〜、公園で友だちに会ったんだよ。
おしゃべりしてきた。

さてさて、僕のごはんはできてるかな。
夕方の散歩から戻ったら、夕食を食べるんだ。
お腹空いたなぁ。 ママ、まだ?
 「まだ冷めてないから、しばらくお待ちくださ〜い。」
まだだめか。 この、ごはんを待ってる時間がつらいんだよね。
僕は、2階の階段の上で伏せてじっと待つ。
すると、たまらない匂いが、ふわ〜んって鼻先に届く。
これ、僕のごはんの匂いだよ。 ううっ、早く食べたい。

はあっ、まだこない。 もうずいぶん待ってるのに。
こうやって長い時間、じ〜っと待ってるつらさ、わかる?
もうちょっと前の方に進んでみようかな。
階段に前足を下ろせば、少しだけごはんに近づくよね。
ふんふん? ・・・あぁ、食べたい。

!! ママだ!
 「はい、カイちゃん、お待たせ。 できたわよ〜。」
うわ〜い、やっときた〜、僕のごはん。

(のどが腫れて食事を食べられなくなるということを経験して
から、ドッグフードをこれまで以上にやわらかくふやかすように
しています。
別にいつものどが腫れているわけではないのですが、
胃捻転防止にもなるし、と思いまして。
その分、カイザーの待ち時間は長くなり、ひたすら、じ〜っと
辛抱強く待機。
食事がやわらかいので、歯みがきガムは欠かさずに。)
 2022.1.25 (火)
                 (みんな、集まれ〜! おやつだよ〜。)
あっ! おやつだ。 僕にもくださいな。
みんな〜、おやつの時間だよ〜。
友だちと仲良く座って待って、おいしいおやつをもらう。
 「はい、カイザー君」
ありがとう! パクッ、もぐっ・・・おいしいね。

みんなで一緒におやつを食べたら・・・また遊ぼうよ!
地面がツルツルに凍っててすべるから、気をつけなくちゃ。
僕も、何度も足がすべっちゃった。
でも、いっぱい走る。 だって、ここはドッグランだもん。

公園を散歩してる時も、おやつをもらえる時があるんだ。
小さな犬さんと「こんにちは」って挨拶してるとね、
 「カイちゃん、おやつ食べる?」って聞いてくれる。
もちろん! 僕、ちっちゃなおやつも上手に食べられるよ。
一緒に食べよう!

(ドッグランでは、大きな犬たちが並んで座っておやつタイム。
西公園では、小さな犬さんと一緒にカイザーも座って、
当然、僕も食べさせてもらえるんだ、と自主的おやつタイム。
カイザーの友だちのご家族の方々、ごちそうさまです。)

< 名古屋・名鉄百貨店で開催されていた宮城県物産展は、
    無事に終了いたしました。
  足をお運びくださった皆様、ありがとうございました。 >
 2022.1.26 (水)
              (同じ仙台市内でも、雪が残っている所もあり、解けた所もあり。)
あ・・・空から、またあの音が聞こえてくる。
ジェット機っていうのが空を飛んでるんだって。
でも、平気だよ。 前みたいには恐くなくなった。
あの音、僕になんにもしないんだもん。
それに、ちょっと立ち止まって空を見上げてると、そのうち
どこかへ行ってしまうから。

あ・・・空から、いつもの鳥の声が聞こえてくる。
僕を上から狙ってるみたいな気がしてちょっと恐かったけど、
もう平気だよ。
高いところをグルグル飛び回ってるだけで、僕には何もしない。
あの鳥が狙ってるのは、僕よりもずっと小さな動物や他の鳥
なんだって。
たまにね、地面に鳥の羽がたくさん散らばってることがあるんだ。
それが、あの大きな鳥に食べられちゃったあとなんだって。

ふうっ、ジェット機も、大きな鳥もどこかへいなくなった。
それじゃ・・・、僕は走るぞ〜!

(ジェット音は気にはなるようですが、以前のようにウロウロと
おびえることはなくなりました。
ちょっと空を見上げて、消え去るのを見送っています。

さまざまな野鳥の鋭い鳴き声にも以前はビクッとすることが
ありましたが、今は平気になりました。
タヌキやハクビシンに出会いませんように。)
 2022.1.27(木)
             (きー君はベビーカーで散歩に同伴)(店の前で並んで待機中)
<お昼の散歩>
   「きゃい〜!」
うむん?! 今のちっちゃな子の声は・・・きー君だ。
きー君が公園に来てる。ということは、ひろちゃんがいるってことだ。
どこだ? どこだろう? むむむっ、探さなくちゃ。
 「カイザー、違うわよ、別な子。」
だって僕には、きー君の声が聞こえたよ。
 「ほら、あそこを歩いてる子。 だから違うの。」
・・・ふうん、なぁんだ。 来てないのか。

<夕方の散歩>
 「ぶ〜ん、ぶ〜ん!(カイちゃん、おさんぽだよ)」
はいはい、わかってるってば。
 「うっきゃ〜い!(カイちゃん、まっすぐ)」
うん、そうだね。 僕は、きー君の言うことをきく、ふりをしてる。
だって僕はお兄ちゃんだから、やさしくしてあげなくちゃ。
僕ときー君は仲良しさ。

(少し前までは、子どもを前抱きで歩いている女性を見かけると、
カイザーは、ひろときー君ではないかと見つめていました。
今は、西公園に響く小さな子の声にカイザーの耳が緊張します。
そして、その姿をキョロキョロと探します。
お目当ては、きー君のママさん。
ひろが一緒だと、我慢強くなれます。)
 2022.1.28(金)
          (広瀬川の高架橋を走る地下鉄の屋根が背後に見えます。)(白梅です。)
タッタッタッタッ、それっ、早足、急ぎ足。
トットットットッ、夕方の散歩の帰り道は、急げ、急げ。
だって、帰ったら夕食だもん。 ごはんだ、ごはん。

お店が近づいてきた。 そうすると・・・ふんふん?
ほら、この匂い、僕のごはんの匂いだよ。 すぐにわかる。
ただいま! お店に飛びこんで、階段を駆け上がる。
お腹空いた〜、ごはんくださいな。

 「すわ〜れ。 カイザー、待て・・・はい、よし。」
いっただっきま〜す!
パクパクッ、モグモグッ、フグフグッ。
 「カイザー、こぼしてる。 落ち着いて食べなさい。」
パクパクッ・・・うん? うむむん!?
この匂いは・・・ひろちゃんが来た!
今日はもう来ないと思ってあきらめてたのに、来てくれたんだ。
   「カイちゃ〜ん!」
わ〜い、わ〜い!
 「カイザー、ちゃんと食べなさい。残ってるわよ。」
ひろちゃんだ〜!
 「カイザー、食べなさいってば。」

(台所の換気扇を通して、お湯でふやかしているカイザーの
夕食の匂いが散歩から戻る敏感な鼻に届きます。
換気扇は帰り道の方向に向いているので、カイザーの足の
動きが早まります。

ところが、きのうはなんと食事を中断。
ひろが店に入ってきたことに気づくと、もう食べません。
夕食よりも、ひろへの愛が強し。)
 2022.1.29(土)
            (天気が良くても、大木の木陰は残っている雪が氷のように。)
原っぱに到着。 さぁて、匂いチェックを始めるかな。
今朝も、僕よりも先に来てる山の動物がいるかもしれないから、
ここは僕の縄張りだぞ、って匂いを残していかなくっちゃ。

ん? ・・・お? ・・・へえ、やるの?
ママが、ちょっと体をかがめて僕の様子をうかがってる。
勝負しよう、の合図だね。 いいよ、受けて立つよ。
正面で向き合う。 ママの動きを見逃さないように、じっと見る。
どっちが先に動くか、それが大事なんだ。

むっ、ママが動いた! 見逃さず、僕は飛び出す! それ〜っ!
ダッシュ、ダッシュ、猛スピードで駆け回る!
ドドドドッ、原っぱをぐるぐる、ぐるぐる、回って走る。
足を止めたら負けだ。 ダダダダッ、斜面を駆け下りる。
そして一直線に駆け抜けて向こうの端へ。
今度は斜面を駆け上がって、スタート地点へ戻る。
はあっ、はあっ・・・ママ、僕の勝ちだよね?
 「たくさん走ったね、カイちゃん。」
うん!

(向き合ってじ〜っと見つめ合うと、カイザーの闘争スイッチがオン。
タ〜ッと仕掛けると、カイザーは全力で原っぱを走り回ります。
わたしは、あとは動かずにそれを見ているだけ。
2代目ベートーベンの頃は一緒に走ったけれど、今は無理、無理。
やがて、思う存分走ったカイザーが息を弾ませて戻ってきます。)
 2022.1.30(日)
              (日曜日、匂いをかぎながら縦横無尽に林の中を走ります。)
お腹がいっぱい。 夕食を食べて、歯磨きガムをかじって、
水を飲んだら、僕は眠る。。
今日は林の中をたくさん歩いたから、ちょっと疲れたな。
どれ、ゆっくり眠ろうっと。

 「カイザー、食べたばかりのところ悪いけど、買い物に行くわよ。
  さぁ、おいで。」
・・・・・・・・・。
 「行かないの? ひとりで留守番できる?」
う〜ん・・・留守番はいやだけど、眠くて立ち上がるのも面倒だ。
どうしようかなぁ。
がんばって起き上がるか、がんばって留守番するか、どっちが
いいかなぁ。
 「じゃ、行ってくるね。 大丈夫ね?」
えっと、大丈夫じゃないけど・・・寝てる方がいいから・・・行かない。

パパとママ、出かけちゃった。 家の中がシーンとしてる。
ここにいるのは、僕だけだ。
おうちが揺れたり、大きな音がしませんように。
早く帰って来ないかな。 まだかな。

・・・車の音・・・帰ってきた〜! おかえりなさ〜い!
僕ね、ひとりで待ってたよ。

(家族みんなで甘やかして育てたものだから、カイザーは
留守番ができません。
待てるのは、せいぜい近くのスーパーへ買い物に行くぐらい。
地震や雷でパニックになるので、長い時間ひとりにするのは
こっちが不安になってしまいます。)
 2022.1.31(月)
             (林の中では野生動物の匂いを、公園では仲間の匂いをかぎます。)
う〜む、この頃、公園でとっても気になる匂いがする。
女の子の匂いっていうのかな。 追いかけられずにいられない。
ふんふん、どこだ? こっちに来てるな、ふふふん?
こういう時は、じっくり時間をかけて匂いかぎをしなくちゃ。
ここを通って・・・この木の下で用を足してる。
僕の匂いも残しておこうっと。 ・・・これでよし。

 「カイちゃん、こんにちは。」
ふんふん、ふこふこ。
 「あら、匂いをかぐのに忙しいかな。」
ここにも匂いがついてる、ふふふん。
 「またね、カイちゃん。」
次は、あっちだ。 行くぞっ。
 「さよなら。」

(公園で顔見知りの方に声をかけられても、まったく気づかず。
ひたすら地面に鼻をつけて、ふんふん、ふふふん。
このところ付き合いが悪いカイザーですが、ご容赦ください。

さて、コロナ禍で仙台でも学校の休校が相次いでいますが、
お昼の散歩で西公園へ入ったら、高校生らしい男の子たちが
鋼球で野球の練習をしてます。
投げて、打って、うわっ、ボールがこっちに飛んできた。
あわてて回避、いつもとは歩くルートを変えました。
カイザーは地面に鼻をつけたままで、これもまったく気づかず。)