カイザーの日記
  

    2023.3.16〜2023.3.25

 2023.3.16 (木)
      (店のすぐそばに西公園があるから、街中でも散歩には事欠きません。)
散歩にいってきま〜す!
ふふふん、るるるん、ひ〜ろちゃんと一緒♪
たたたん、とととん、公園に行くぞ♪
今日は、どこまでも歩いて行ける気がするな。

だって、ごはんの量が増えてるからね。
少ししか食べさせてもらえなかった時は、なんかふらふら
しちゃって歩く気が起きなかった。
すぐに疲れちゃってさ。
でも今は、体の中から元気がブワ〜ッと出てくる感じ。

ひろちゃん、もっと歩こう。 
ここの階段を登って、向こう側に行こうよ。
 「カイちゃんが自分から歩道橋を渡ろうとするなんて、
  珍しいね。」
だって、今日は気分がいいんだもん。
さぁ、行くよ! 階段を、とんとんとん。

(ドッグランで走り回るのは大好きだけど、長い距離を歩く
のは嫌い。そこがカイザーの難点、足腰を鍛えられません。

3代目のヨハンと4代目のバナ子の散歩は、西公園から大橋を
渡って国際センターへ、遊歩道を歩いて仙台二高へ抜け、
中ノ瀬橋を通って西公園へ戻る、というコースでした。
カイザーは、いやになると座りこんで動かなくなります。
抱いて帰るわけにはいかないので、あまり散歩の距離を
長くできないのです。
この日は、定禅寺通りまで足を伸ばして帰ってきました。
いつも、そうであってほしい。)
 2023.3.17 (金)
         (まもなく花見会場になる西公園) (「カイザー、立って引っ張れよ。」)
(昼の散歩) はあっ、歩きたくない。 なんか、疲れちゃうなぁ。
のろのろ、とぼとぼ。
 「カイザー、ほら、歩いて。公園に行きましょ。」
う〜ん、なんか、気分が乗らない。
あんまり行きたくない。 の〜ろ、の〜ろ。
 「きのうは、ひろとたくさん歩いて来たんでしょ?
  歩けるはずなんだけどな。」
そうだっけ? 覚えてないや。
 「わたしとじゃ、行く気にならないってことなの?」
ええっ? どうだろ・・・わかんない。
 「とにかく、歩きなさいってば。」
はあっ、ふうっ・・・やだなぁ。

(午後、ひろと車でドッグランへ)
いやっほ〜! ダダダン、ドドドン、いってきま〜す!

お〜い、みんな〜、僕、来たよ〜。
プロレスするぞ〜!

(ほんとに、やなやつ。 わがままのかたまり。
どうしてこうなってしまったのか、家族で責任をなすりつけ
合っています。

頼むから、西公園もちゃんと歩いてくださいよ。)
 2023.3.18 (土)
        (西公園で地面の匂いをふんふん)(ドッグランで仲間の匂いをふんふん)
うむん? 向こうから、誰かこっちに近づいて来るぞ。
誰だろう? 僕の友だち・・・、じゃないな。 知らない犬だ。

 「ワワワン! ワンワン!(大きな犬、恐いな)」
やぁ、こんにちは。 大丈夫、僕は恐くないよ。
 「ワン、ワン!?(ほんとに? なにもしない?)」
うん。 あいさつしよう、僕は、セント・バーナードのカイザー。
 「ダルメシアンのパル。」
やぁ、初めまして。 ダルメシアンの友だちでぺス君がいるよ。
 「ぺスって、お兄ちゃんだ。」
ほんとに? 今日は、お兄ちゃんは公園に来てないの?
 「寒いから散歩に行かない、うちにいるって。」
あぁ、雪が降ったからね。 今日は寒いね。

  「パパ〜(かいちゃん)」
この子、僕の弟、きー君っていうんだ。 よろしくね。
ほら、きー君もあいさつしよう。
 「きー君、こんにちは。 仲良くしようね。 チュッチュッ。
  君は、なんていう種類の犬なの?
   かわいいな、お顔ペロペロ、チュッチュッ。」
  「うひゃっ!」

(見知らぬ人への警戒心は強くなってしまったカイザー
ですが、犬に対しては友好的、すぐに仲良くなれます。
一緒にいたきー君も犬仲間としてすぐに受け入れられ、
友情の印にお顔をペロペロなめてもらいました。
また会いましょうね。)
 2023.3.19 (日)
           (春爛漫) (探検大好き、2才の弟。気乗りしない4才の兄)
せいや〜っ! とありゃ〜っ! ドドドドッ!
原っぱを走る。 ぐるぐる駆け回る。
そして、斜面を駆け下りる。 ダダダダッ!
ひろちゃんが追いかけてくる。 
お? きー君も斜面をゆっくり下りて来てるな。
捕まるもんか。

今度は一気に斜面を駆け上がる。 タ〜ッ!
はあっ、はあっ、振り切ったぞ。
カイザー・ダッシュは、誰にも負けない。

え? 奥に行くの? 
僕、たくさん走ったから、もういいんだけど。
ねぇ、うちに戻ろうよ〜。 お腹空いちゃったよ〜。
・・・みんな、どんどん奥に進んで行っちゃう。
待って、僕も行く。 置いてかないで〜。

(夕方の散歩は、ひろと追いかけっこで久々の爆走。
後を追うきー君は、引き離されて置いてきぼり状態。

その後、林の奥に続く道を先頭に立ってずんずん進むのは
きー君。カイザーは、しんがりをのろのろと歩きます。)

< 21日(祝)は、定休日です。 >
 2023.3.20 (月)
                 (梅の花の美しさを満喫。この紅梅は色が濃くてきれい。)
お腹が空いちゃった。ええっと、夜のおやつは、まだ?
 「カイザー、この頃いつもお腹ペコペコなのね。」
うん、ほんとにペコペコ。
ごはんを食べても、すぐにお腹が空いちゃう。
 「急にごはんの量を増やすと、またお腹の調子が
  おかしくなるから、我慢してね。」
でも、院長先生が体重を増やすようにって言ってたよ。
いっぱい食べないと、太らないんじゃない?
僕、もっとたくさん食べられる。平気だよ。
 「わかってるけど、増やすのは少しずつなの。」
ええっ・・・じゃ、おやつちょうだい。お腹空いたよ〜。

お? ママが冷蔵庫を開けた。 何かを取り出した。
・・・リンゴ! あれは、きっと僕のだ。
トントン、と切ってる。 そして・・・。
 「はい、カイザー、お待たせ。おやつですよ。」
やっとだ〜、いただきます!

(我が家の、大きないつも腹ペコ君。
悲しそうな目で、じ〜っとこちらを見つめます。
太らなくちゃいけないのはわかっているけれど、
わりとお腹が弱いから、ドッグフードの量を増やすのは
少しずつ、ね。)

 < 21日(祝)は、定休日です。 >
 2023.3.21 (火)  
              (枝遊びをしたくてたまらないカイザー。ほどほどにね。)
今日は車でお出かけ。 
あそこに行ったり、また別のとこに行ったり。 
車を下りたら、また乗って、なんか疲れちゃったな。
それに外は暑いんだ。 お日様の光がまぶしいし。
これから、まだどこかに行くみたい。
はあっ、もう、うちに帰りたいな。

車が止まった。 今度はどこに来たんだろう?
・・・うん? むむむん?
ここ、訓練所だ! 久しぶりだなぁ。
訓練士のお兄さん、いるかな? わ〜い、会いたいな。
下りる、下りたい、早く車から出たいよ〜。
 「カイザーは、車の中で待っててね。
  すぐに戻ってくるから。」
え!? どうして? 僕も行きたい、ドアを閉めないで。

ぶ〜っ、置いていかれちゃった。 ぶぶ〜っ。
すぐ戻るなんて、うそばっかり。
僕、もうずいぶん待ってるのにさ。

(墓参りに行ってきました。 その帰り道、元訓練所へ。
広瀬川沿いに建っていた2階建ての犬舎はすでに
取り壊され、川向こうの山並みがきれいに見えます。
たくさんの犬たちの姿があった校庭には野鳥が2羽。
こうやって、時が流れていくんですね。)
 2023.3.22 (水)  
              (日中はドッグランで遊び、帰って来たら夕食です。)
ふうっ、暑い。 夜寝る時、もうお布団はいらないし、
毛布もかぶらなくていいや。
暑くてハァハァする。
どこか、ひんやりして涼しいところはないかな。
どこがいいかな、うろうろ、うろうろ。
 「カイザー、暑いの?」
うん。 なんか眠れない。
 「じゃあ、床のマットをはずすから待ってて。
  はい、どうぞ。 ここならいいんじゃない?」
よっこらしょ・・・うん、これならいいや。

あ、そうだ。
おやつは食べるから、リンゴをむいたら起こしてね。
それじゃ、夜のおやつまで、おやすみなさ〜い。

(急に気温が上がってきて、暑がりのカイザーは夜も
なかなか落ち着きません。

そしてわたしは、朝、カイザーの散歩のために玄関のドアを
開けた途端、鼻水が出るようになってしまいました。
目の前に杉の大木、花粉で葉の先が黄色くなっています。
花粉症とは無縁だと思っていたのに、鼻水が止まらな〜い。)
 2023.3.23 (木)  
        (ふんふん、ふふん? あぁ、忙しい。)(あら、スタイが背中に。)
きー君、待って。 走らないでゆっくり行こうよ。
困ったな。 今、公園に向かって歩道を歩いてるんだけど、
きー君ったら、走ってどんどん先に行っちゃう。
僕も早足にしないと追いつかないや。
なにしろ僕はお兄ちゃんだから、ちゃんと面倒をみなくちゃ
いけないからね。
お〜い、待ってってば〜。 それっ、早足で急ぐぞ。

ふうっ、交差点に着いた。 ここでひとやすみできる。
 「すわ〜れ」
誰か、友だちいないかな。 きょろきょろ。
 「カイザー、すわ〜れ」
あっちにはいないかな。 きょろきょろ。
 「弟を見習いなさい! すわ〜れ!」
   「パパ(かいちゃん、すわるんだよ)」
え? あぁ、うん、わかった。

(西公園に着くまでは弟にぴったりついて歩くカイザーですが、
公園の中に入ったらそれぞれ別行動に。
きー君は「でんでん!(でんしゃ、みる!)」と叫びながら、
一目散に電車が見えるスポットを目指し、
カイザーは忙しく地面の匂いかぎを。
仲のいい、でこぼこコンビです。)
 2023.3.24 (金)  
            (水を飲むのも一緒の仲良しコンビ) (弟に甘える兄貴)
 「お〜い、カイザー!」
おおっ、コテツ! 来たよ〜。
あれれ? 今日は、まだ誰も来てないの?
 「うん、そうなんだ。 カイザーだけだよ。
 きのうの夜、すごく雨が降ったから、泥んこになるのが
 いやなのかなぁ。」
ええっ、そんなのおかしいよ。
泥だらけになるのをいやがってたら、ここじゃ遊べないもん。
僕は、足が真っ黒になっても平気だよ。
汚れるのなんて、全然気にしない。 ぜ〜んぜん!

でも、へへっ、コテツとふたりだけで遊ぶのもうれしいな。
たくさん遊ぼうよ。
 「もちろん! 走ろうか、カイザー?」
オッケー、コテツ!

(前夜は激しい雨。 ドッグランで待っていたのは、
親友のコテツ君と、運営している方の愛犬・ミーナちゃんの2頭。
貸し切り状態で思う存分遊んできました。

さてさて、西公園ではすでに桜が咲き始めています。
東北で、3月に! コブシの花は満開に近づき、
5月に咲いていたムスカリも咲き始め、店のプランターでは
カタツムリがパンジーの花を食べ荒らしています。
3月に! 恐いくらいの早さです。)
 2023.3.25 (土)  
                 (カイザーの足元の白いのは、散り始めた梅の花びら)
今夜はちょっと暑いから、床の上で寝ようっと。
ひんやりしてる方が気持ちがいいや。
おやすみなさ〜い。 スピ〜ッ、スピピ〜ッ。

うん? なんか、体が冷えて来ちゃった。
少し寒くなってきたみたい。
どれ、そろそろお布団に行こうかな。 
僕の布団は・・・うん、ちゃんと敷いてある。
よっこらしょ、っと。 やっぱり、あったかくていいや。

うみん? う〜ん、だめだ。 また暑くなってきた。
向こうに戻ろう。 冷たい床の上に、ドスン!
ふうっ、ここの方が眠れそうだ。 
むにっ、スピラ〜ッ、むににっ・・・。

もう朝かな? なんか、体が冷たい。
あったかいところで、もう少し眠ろう。
僕の布団よりもママの布団の方があったかいから、
・・・ママ、僕もここで寝たい。 一緒に寝させて。

(気温の変化が激しいから、カイザーが落ち着きません。
夜中に部屋を出たり、入ったりを繰り返し、最後は、
わたしの布団を半分占領。
背中と背中をくっつけ合って眠りました。)