“ HITOMI コレクション ” Part.21

Part20でエルツのクリスマス・ドールハウスをご紹介しましたが、今回はそのドールハウスにも
登場している実際のエルツの木工品と、他のドールハウスによく登場する薄い木の箱、
そしてニュルンベルクの天使の人形などをご紹介します。

「クリスマスの文化史」(白水社)の140&141ページに掲載しているロウソク立ての人形は、
大雑把な整理の際に目にした記憶はあるのですが(まず、山のような箱を移動しながら
ひと通りコレクションの箱を全部開けて中味を確認し、その後に1つずつていねいに見ています)
今回開封した箱には入っていませんでした。 きっとそのうち・・出てくると思います。

ロシアの“マトリョーシカ”と同じく、ふたを開けると
中から次々と小さな箱が現われます。
日本の“曲げわっぱ”と同じく、薄い木を曲げて
作ってあります。  横30×高さ10cm
上の1番大きな箱の中には鳥達も入っていました。
木製  台座はコルク
左右・東ドイツ時代のくるみ割り人形 8.5cm
真ん中・1920年頃  11cm
右上のクルミ割り人形が誕生する前の
シンプルなナッツクラッカー
手で握りやすい形なので、
クルミを割るのには実用的だったと思います

ロウソク立てのツリー  木製  7.5cm

エルツの代表的なロウソクを持つ人形  28cm
「クリスマスの文化史」P139〜をご参照下さい。
この人形、高価なので驚きます。
スモーカーもエルツの代表的な作品
人形の中でお香をたくと煙が口やパイプから出ます
ニュルンベルクのクリスマス市の象徴である
天使が描かれた木製の箱  22×32×13cm
ふたを開けると、著作の口絵写真に使った
貴重なニュルンベルクの天使が出てきました
「クリスマスの文化史」カラー口絵に掲載
1900年頃  顔は石膏  16.5cm
「クリスマスの文化史」カラー口絵に掲載
1930年ごろ  23cm

この天使たちもニュルンベルク  10cm

ブロンズ製の燭台  19.5cm

花の部分にロウソクを立てます。
これと全く同じ品を、ヨーロッパのアンティーク・
オークションサイトで見たことがあります。
1番上の写真と同じ、薄い木で作られています。
直径16cm×高さ6.5cm
左の容器に入っていた木工品
赤い布は針刺し  羊は聖書を守ります。
これも、ごく薄い木でできています。
横9×高さ4cm

中には、高さ2cmの生誕シーンの人形達
ミュンヘンで購入  高さ14cm
古い物ですが年代は不明
エルツのロウソク立てを表わす人形
“Part4”の1番下の写真と同じ標識 19cm